ジュニア男子は張本智和(JOCエリートアカデミー)が宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)を破り、ジュニア男子初優勝を飾った。
昨年準々決勝で敗れ、大粒の涙を流した張本。「冗談ではなく死にたいと思った」というほどのショックを受けた張本が、1年の時を経て悲願のジュニア男子初優勝を果たした。決勝はいずれのゲームも終盤までもつれる展開となったが、第1ゲームは9-9からサービスで2連続得点でゲームを先制。第2ゲームは序盤から宇田が前陣をキープして攻め続けて9-6とリードしたが、張本が9-9とすると、台から出た宇田のサービスを見逃さずにドライブで攻めて得点。勝負どころでの厳しいプレーが光り2ゲームを連取した。第3ゲームも9-9と終盤まで競り合う展開になったが、ここでもサービスで2連続得点。決勝点が決まると、張本は高々と拳を突き上げた。
張本は全試合ストレート勝ちでジュニアの頂点に立った。さらにこの優勝で水谷隼(木下グループ)が持っていた全日本ジュニア最年少優勝記録を塗り替えた。新たな歴史をつくった張本は、この後、男子シングルス、男子ダブルスにも出場し、上位進出が期待される。ジュニア王者に輝いた勢いで続けてタイトルを獲得することができるのか、このあとも張本から目が離せない。
<ジュニア男子決勝>
張本智和(JOCエリートアカデミー) 9,9,9 宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球(特設サイト):http://www.japantabletennis.com/zennihon2018
卓レポ.comでは、連日の熱戦の模様をウェブサイトとツイッター(http://twitter.com/takurepo)で配信します。
全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号(2月20日発売号)に掲載します。