ベスト8入りをかけた男子シングルス6回戦では王者・水谷隼(木下グループ)、張本智和(JOCエリートアカデミー)、松平健太(木下グループ)らが準々決勝進出を決めた。
水谷は田添健汰(専修大)と対戦。互いに1ゲームずつを取り合う形となったが、第3ゲームからは水谷が台上プレーで田添をリード。立て続けに3ゲームを連取して4対1で勝利を収めた。10度目の優勝に向けて好プレーを見せる水谷。明日の準々決勝では神巧也(シチズン時計)と対戦する。
その水谷の対抗として目されている張本は定松祐輔(中央大)にストレート勝ち。第1ゲームこそジュースにもつれたが、第2ゲーム以降は持ち味の早い打球点を捉えた両ハンドでゲームを支配した。張本は明日の準々決勝で大島祐哉(木下グループ)と対戦する。
松平健太は田添響(専修大)に勝利。宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)、平野友樹(協和発酵キリン)と、スーパーシードの選手を破ってきた田添を寄せ付けずにベスト4に進出した平成26年度大会以来のベスト8入りとなった。明日の準々決勝では兄の松平賢二(協和発酵キリン)と対戦する。兄弟対決はどのような展開になるか。白熱の試合を期待したい。
このほか、渡辺裕介(明治大)は吉田雅己(協和発酵キリン)とのゲームオールの試合を制して初のベスト8進出。森薗政崇(明治大)は好調の岸川聖也(ファースト)を破った。明日の準々決勝ではダブルスでもペアを組んだ渡辺と対戦する。
<男子シングルス6回戦>
水谷隼(木下グループ) 4-1 田添健汰(専修大)
神巧也(シチズン時計) 4-2 藤村友也(日鉄住金物流)
松平賢二(協和発酵キリン) 4-0 龍崎東寅(明治大)
松平健太(木下グループ) 4-0 田添響(専修大)
森薗政崇(明治大) 4-0 岸川聖也(ファースト)
渡辺裕介(明治大) 4-3 吉田雅己(協和発酵キリン)
大島祐哉(木下グループ) 4-1 上村慶哉(早稲田大)
張本智和(JOCエリートアカデミー) 4-0 定松祐輔(中央大)
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球(特設サイト):http://www.japantabletennis.com/zennihon2018
卓レポ.comでは、連日の熱戦の模様をウェブサイトとツイッター(http://twitter.com/takurepo)で配信します。
全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号(2月20日発売号)に掲載します。