［国内大会］

全中　女子団体は四天王寺中が三連覇！

2019.08.22

令和元年8月20～23日まで、滋賀県のウカルちゃんアリーナで（滋賀県立体育館）で第50回全国中学校卓球大会が開催。
大会2日目は女子団体戦の決勝トーナメント（第2ステージ）が行われ、四天王寺中（大阪）が優勝し、三連覇を果たした。

【女子団体】四天王寺中（大阪）が三連覇！

失点はわずか2。四天王寺中が圧巻の強さで三連覇！

●女子団体決勝
四天王寺中（大阪）　3対0　貝塚第二中（大阪）
◯大藤沙月　4,8,9　司千莉
◯横井咲桜　-10,6,9,5　赤江夏星
◯栗山優菜/兼吉優花 4,2,6　篠原夢空/上澤杏音
原芽衣 -　東川陽菜
面田采巳　-　由本楓羽

　女子団体は、四天王寺中（大阪）対貝塚第二中（大阪）の優勝候補同士の大阪対決になった。今年の大阪府大会と近畿大会は貝塚第二中が勝っている。
　注目のオーダーは、四天王寺中のエース・大藤と、貝塚第二中のエース・赤江が外れ、接戦が予想された。
　トップは大藤がサービスからの安定した両ハンドで終始ペースを握り、司の速攻をかわして先制。
　2番は赤江で貝塚第二が取るかと思われたが、四天王寺の横井が素晴らしいプレーを見せた。横井は赤江の威力のあるドライブに対し、伸ばすブロックやコンパクトなスイングのカウンターで応戦。これぞ決勝戦とでもいうべき激しい打ち合いが続いたが、3ゲーム目の競り合いを制した横井がその勢いで4ゲーム目も制し、赤江に勝利。四天王寺中に大きな大きな2点目をもたらした。
　横井の勝利は、3番ダブルスの栗山/兼吉にも火をつけた。栗山がサウスポーの速攻型、兼吉がカット主戦型と変則ペアだが、兼吉がツッツキやカットを厳しく送り、相手のつなぎや強打を栗山が強打やカウンターで決めるパターンがぴたりとはまり、篠原/上澤を翻弄。篠原/上原は、兼吉のボールをつなげば栗山にカウンターを浴び、強打すればミスかカウンターブロックを浴びる苦しい沼から抜け出せない。結果、栗山/兼吉がストレートで勝利し、四天王寺中が三連覇を決めた。
　先に行われたインターハイに続き、全中も制した四天王寺。四天王寺は、今年の夏もヒロインの座を渡さなかった。

2番で横井が値千金の勝利！

貝塚第二は赤江が破れて万事休す

決勝点を挙げた栗山（右）/兼吉。変則連係がピタリとはまった

優勝を決めた栗山と兼吉をベンチが笑顔でお出迎え

●女子団体準決勝
四天王寺中（大阪）　3対0　明徳義塾中（高知）
◯大藤沙月　2,11,-9,8　上澤依央
◯横井咲桜　-10,8,-4,8,6　青井さくら
◯栗山優菜/兼吉優花 7,3,4　上田紫乃/瀬島美咲
原芽衣　-　白山亜美
面田采巳　-　上澤茉央

　3位の明徳義塾中（高知）は、準々決勝で山陽女子中（岡山）を下して表彰台。
　四天王寺中戦では、2番の青井が横井にあと一歩まで迫ったが惜敗。4番には全日本カデットチャンプの白山が控えていただけに、前半での1点が欲しかった。