2019年11月6~10日まで、東京体育館(東京)でJA全農 ITTF卓球ワールドカップ団体戦2019TOKYOが開催。
昨日に続き、第2ステージ準々決勝の2試合、中華台北対イングランド、韓国対ブラジルが行われ、中華台北と韓国のアジア勢が準決勝に駒を進めた。
中華台北がイングランドを完封
●男子団体準々決勝
中華台北 3-0 イングランド
○廖振珽/陳建安 9,8,2 ジャービス/ドリンコール
○林昀儒 9,6,11 ピッチフォード
○陳建安 6,8,9 ドリンコール
廖振珽 - ピッチフォード
林昀儒 - ジャービス
第1ステージで日本を破ったイングランドを、2位通過の中華台北が完封。注目のエース対決、林昀儒対ピッチフォードは、林昀儒がコース取りの正確性で上回り、要所でラリーを制してストレート勝ち。続く陳建安もパワフルな左腕から繰り出すドライブでドリンコールを沈めた。好カードだけにオール3対0という内容には拍子抜けしたが、徐々に調子を上げてきている中華台北に対して、イングランドは日本戦の時のような迫力を欠いていた。
韓国がブラジルを退け準決勝へ
●男子団体準々決勝
韓国 3-1 ブラジル
◯鄭榮植/李尚洙 2,4,-6,8 ツボイ/ジョウチ
◯張禹珍 6,8,4 イシイ
李尚洙 -7,-8,4,-8 ジョウチ◯
◯張禹珍 6,1,7 ツボイ
鄭榮植 - イシイ
大エース、カルデラーノのいないブラジルに対してフルメンバーの韓国とあって、韓国の勝利は確実視されていたが、ブラジルの若手ジョウチがバランスの取れた両ハンドで李尚洙のパワーボールに対応し、3対1で快勝。4ゲーム目終盤ではラケットを台にぶつけ、ラバーが破損し、スペアラケットでのプレーとなったが、つかんだ流れを放さずに見事に勝ちきった。
韓国エースの張禹珍は実力差を感じさせる落ち着いたプレーで2点取り。準決勝で林昀儒を擁する中華台北と激突する。
ITTF(国際卓球連盟):http://ittf.com/
大会特設サイト:http://www.japantabletennis.com/2019twc/
(取材=佐藤孝弘)