8月16~18日まで、第39回全国ホープス卓球大会が、京都市立体育館(京都)で開催され、女子の部はヒゴ鏡卓球クラブ(熊本)が初優勝した。今大会も2019年以来、2年ぶりの開催となった。
感染対策を目的とした時間短縮のため、予選リーグから決勝トーナメント準々決勝までは3ゲームマッチ(3ゲーム目は6-6から)、チェンジコートなし、という変則的なルールで行われたが、最終日の準決勝からは、5ゲームマッチ、チェンジコートありの通常ルールで行われた。
新発田ジュニアが初優勝
●男子団体決勝
新発田ジュニア(新潟) 3-1 宇土クラブA(大分)
○本間 -6,5,9,-10,7 中野純大
○川上 3,5,8 中野純正
渡辺/畠山 -6,-5,10,-7 中野純正/渡邉○
○川上 4,6,3 中野純大
畠山 - 渡邉
男子団体は、全日本選手権卓球大会ホープスの部(以下、ホープス)優勝の川上流星を擁する新発田ジュニア(新潟)が初優勝を果たした。
新発田ジュニアは決勝では、大幅にオーダーを変え、異質型の本間をトップに起用し、それまで単複で起用していた川上をシングルスで2点起用、ダブルスのペアリングもカットの畠山と渡辺の変則ペアと変化をつけてきた。この起用が当たり、トップで異質型の本間が先制。ダブルスは落としたものの、今大会では頭一つ抜け出た実力を見せていた川上が安定の2点取りで初優勝を決めた。
●新発田ジュニア・姚天明監督のコメント
「うれしいです。これまで最高は3位でしたので、優勝を狙っていました。
決勝はオーダーを変えて臨みましたが、勝因は練習通りの力を出してくれた子どもたちです。保護者や先生たち、団結して応援してくれたので、優勝することができました」
2位 宇土クラブA(大分)
2位の宇土クラブ(大分)は元インターハイチャンピオンの宇土弘恵が主催する卓球クラブ。近年急激に実力をつけてきているクラブの一つだ。
宇土クラブAは準々決勝で卓伸クラブ(愛知)、準決勝で東広島スカイジュニア(広島)を破って決勝進出を決めた。4年生ながらセンスフルなバックハンドを振る中野純大、決勝でも得点した渡邉/中野純正の連係のよいダブルスを軸に勝ち上がってきた。
3位 K&Mジュニア(埼玉)、東広島スカイジュニア(広島)
詳しい記録はこちらから
日本卓球協会:https://jtta.or.jp/tour/825
(取材=佐藤孝弘/猪瀬健治)