2022年(令和3年度)全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)が1月24日から30日まで東京体育館で開催される。
大会5日目は女子ダブルスの5回戦・準々決勝(6回戦)が行われ、ベスト4が出そろった。
【ベスト4に勝ち上がったペア】
第1シードの伊藤/早田(スターツ/日本生命)は準々決勝で、世界卓球2019ブダペストの準決勝の再戦となる佐藤/橋本(ミキハウス)となったが、今回は攻撃的なプレーにシフトしてきたカットペアに対して、動じずに攻撃力で上回った伊藤/早田がストレート勝ちで4連覇を目指す。
永尾/南波(サンリツ/日本ペイントマレッツ)は準々決勝で野村/森田(デンソー)との社会人対決となった。1ゲーム目のジュースものにした永尾/南波は攻撃力の高い永尾とミスの少ない南波の噛み合ったプレーで続く2ゲームも連取し準決勝進出を決めた。
東京オリンピックの女子団体でもペアを組んだ石川/平野(全農/日本生命)は、2019年世界ジュニア選手権大会、2019年ワールドツアー・グランドファイナルなどで優勝し、同じく国際経験豊富な長﨑/木原(日本生命/JOCエリートアカデミー/星槎)との対戦はクロスゲームとなったが、最終ゲーム序盤からスタートダッシュを決めた石川/平野が引き離し、熱戦に終止符を打った。
芝田/大藤(ミキハウス/四天王寺高校)は前回(2020年)2位の強豪ペアだが、宋/成本(中国電力)に敗れた。宋/成本は左シェーク異質型の成本の決定力とペンホルダーの宋の安定感の噛み合ったプレーで2ゲームを連取。芝田/大藤が連続攻撃で猛追するも、最終ゲームはダブルスのうまさを見せた中国電力ペアが逃げ切った。
明日の準決勝の組み合わせと、女子ダブルス5回戦、準々決勝の記録は以下の通り。
▼女子ダブルス準決勝の組み合わせ
伊藤美誠/早田ひな(スターツ・大阪/日本生命・福岡)
永尾尭子/南波侑里香(サンリツ/日本ペイントマレッツ・神奈川)
石川佳純/平野美宇(全農・山口/日本生命・東京)
宋恵佳/成本綾海(中国電力・広島)
▼女子ダブルス5回戦の記録
伊藤美誠/早田ひな(スターツ・大阪/日本生命・福岡)
1,-7,5,9
髙橋梓海/出雲美空(エクセディ・三重)
佐藤瞳/橋本帆乃香(ミキハウス・大阪)
10,4,2
木村香純/出澤杏佳(専修大・東京)
野村萌/森田彩音(デンソー・静岡)
3,-8,10,8
麻生麗名/皆川優香(日本生命/大阪成蹊大・大阪)
永尾尭子/南波侑里香(サンリツ/日本ペイントマレッツ・神奈川)
4,-4,7,6
三條裕紀/熊中理子(昭和電工マテリアルズ/キヤノンメディカル・東京)
長﨑美柚/木原美悠(日本生命・大阪/JOCエリートアカデミー/星槎・東京)
4,9,5
鈴木李茄/山本笙子(昭和電工マテリアルズ・茨城)
石川佳純/平野美宇(全農・山口/日本生命・東京)
-9,5,8,5
菅澤柚花里/中森帆南(四天王寺高・大阪)
宋恵佳/成本綾海(中国電力・広島)
6,6,3
黒野葵衣/中島彩希(早稲田大・東京)
芝田沙季/大藤沙月(ミキハウス/四天王寺高・大阪)
5,11,5
加藤亜実/船場清華(専修大・東京)
▼女子ダブルス準々決勝の記録
伊藤美誠/早田ひな(スターツ・大阪/日本生命・福岡)
6,4,2
佐藤瞳/橋本帆乃香(ミキハウス・大阪)
永尾尭子/南波侑里香(サンリツ/日本ペイントマレッツ・神奈川)
11,5,8
野村萌/森田彩音(デンソー・静岡)
石川佳純/平野美宇(全農・山口/日本生命・東京)
-4,6,-8,7,3
長﨑美柚/木原美悠(日本生命・大阪/JOCエリートアカデミー/星槎・東京)
宋恵佳/成本綾海(中国電力・広島)
5,9,-8,-8,6
芝田沙季/大藤沙月(ミキハウス/四天王寺高・大阪)
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詳しい試合の結果は大会公式サイトでご確認ください。
全日本卓球:https://www.japantabletennis.com/AJ/result2021/