--数々の球史に残る名勝負を繰り広げてきた馬龍を破っての優勝は樊振東選手にとってどのような意味がありますか?
国際大会で重要な試合で馬龍に勝ったのは初めてではありませんが、確かにいつも彼との対戦は、あらゆる面でに大きな試練だと感じられます。
彼との試合を通して、技術、体力、メンタルなど自分に足りない部分を見つけることができ、それらの課題を改善することで、さらに上を目指すことができるので、それが一番の収穫だと思っています。
--決勝の馬龍戦はフルゲームの接戦でしたが勝因はなんだったと思いますか?
やはり、技術面でも戦術面でもお互いをよく知っているので、今回の勝因はメンタル面だと思います。
決勝だけでなく、世界の一流選手に対して、リードしても、リードされても、平常心でプレーできましたし、試合の中で自分がやりたい技術や戦術を強い気持ちで実行できたことが勝因だと思います。
--決勝でも自信を持ってプレーしているように見えました。世界卓球2021ヒューストンで世界チャンピオンになって心境的に変わったところはありますか?
世界タイトルを取った後、確かに精神面において積極的になることができました。特に大事な場面のポイントの取り方などは成長したと思います。こうした点も自信に繋がりました。
--宇田幸矢/戸上隼輔(日本)とのダブルス決勝は1〜3ゲームまでいずれもリードされる苦しい展開でしたが、勝因は何だったと思いますか?
戸上と宇田のダブルスはとても勢いがありました。初対戦だったので、お互いあまり慣れていませんでしたが、彼らの方が私たちよりプレーに積極性があって、動きにもスピードがありました。
ただ、中盤から後半にかけては、私と王楚欽(中国)の方が粘り強かったと思います。とてもいい試合でした。
(まとめ=卓球レポート)