令和4年10月20～23日、YMITアリーナ（くさつシティアリーナ／滋賀県草津市）で第88回全日本大学総合卓球選手権大会（個人の部）が開催された。
大会3日目は男女ダブルスの準決勝と決勝が行われ、女子は谷渡亜美／信田ことみ（愛知工業大）が優勝した。
【女子ダブルス】谷渡／信田（愛知工業大）が初優勝
▼女子ダブルス準決勝
谷渡亜美／信田ことみ（愛知工業大） 3-0 大島奈々／永道麻伊依加（専修大）
千葉菜月／泉田朱音（東京富士大） 3-0 工藤夢／枝廣愛（中央大）
▼女子ダブルス決勝
谷渡亜美／信田ことみ（愛知工業大） 3-2 千葉菜月／泉田朱音（東京富士大）
決勝は序盤から接戦を乗り越えてきた谷渡／信田の愛知工業大ペアと番狂わせを起こした青木／岡崎（東洋大）を準々決勝で破った千葉／泉田の東京富士大ペアの対戦となった。
ミスが少なく、連係の良い東京富士大ペアに対して、富田高校以来ペアを組んでいるという谷渡／信田は思い切った戦術転換とアグレッシブなレシーブで勝負どころを抑えて接戦を制した。
愛知工業大の女子ダブルス優勝は、平成28年度の楠川愛子／石田葵以来6年ぶりとなった。
■谷渡亜美選手のコメント
2回戦、3回戦でゲームオールジュースの激戦の試合ばかりで、1試合ずつ勝ってこれたのがよかったです。
目標はベスト4に入れたらいいねと言っていましたが、まさか優勝できるとは思っていませんでした。
私たちはいつもどちらかが調子がいいと、もう1人は調子は悪いので、補い合っている部分はあります。決勝は結構2人で考えて、普段は短いサービスとか、レシーブもツッツキとかストップとか単調になりがちなので、今日は上系のサービスを混ぜたり、ロングサービスを出したりできたのが良かったです。
（信田選手のいいところは）何をするか分からないところで、相手もやりづらいと思います。
■信田ことみ選手のコメント
これまでそんなに大きい成績を残したことがなかったので、2人で成績を残せてうれしいです。
決勝は 全然勝ちを意識していませんでしたし、最初から向かっていくだけだったので、今日も思い切ってやって、結果的に勝てたのですごくうれしいです。
私たちはお互いのいいところもだめなところも全部分かっているので、話し合って戦術を立てることができたので、それがすごく良かったと思います。
私はすごいミスが多いんですが、台を出たレシーブをブロックでカバーしてくれたり、（谷渡選手は）心が強いので私がビビったときにもすごい助けられました。
2位の千葉／泉田はミスの少なさとコース取りが光り、第2シードの岡田／大川（愛知工業大）を破る番狂わせを起こした青木／岡崎（東洋大）を準々決勝で破った。
3位には大島／永道（専修大）と工藤／枝廣（中央大）が入った。
日本学生卓球連盟：http://www.jsttf-takkyu.com/
関西学生卓球連盟：http://www.kansai-sttf.net/
（取材＝佐藤孝弘）
