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2023年秋季関東学生卓球リーグ戦 
決定戦、入替戦が終了 
東京富士大は最後の団体戦を勝利で終える

 2023年(令和5年度)秋季関東学生卓球リーグ戦の決定戦、入替戦が10月7日に新座市民総合体育館で行われた。
 女子1・2部入替戦に出場した東京富士大の卓球部は55年という長い歴史を持つが、今年度(2024年3月末)をもって活動を停止する。東京富士大にとって秋季関東学生卓球リーグ戦の入替戦は、団体戦としての最後の試合。泉田朱音(4年/主将)、熊谷桜(4年)、原田優芽(4年)、伊東みらい(2年)、上野彩香梨(2年)、森田真綾(2年)のメンバーで臨んだ東京富士大は、4-3の大接戦の末に、最後の団体戦を見事に勝利で終えた。
 ラストを締めたのは上野彩香梨。高校時代はインターハイに出場していない選手だが、大学に入ってから力を伸ばし、同じ高校の先輩でインターハイ3位の庄易を破ってのけた。

ラストは上野彩香梨が勝利

喜びを分かち合う選手たち

 西村卓二氏監督(75歳)は、今回の入れ替え戦、そして監督として50年間にわたり東京富士大を率いてきたことを振り返りこう語る。
「ひょっとしたら2部に落ちるかもしれないという緊張感があった。練習にはテーマがなければならないが、この3週間のテーマは1部残留。今日はオーダーはうまくいかなかったが、3週間しっかりやってきたことが勝てた要因だと思う。ラストの上野はインターハイにも出ていないが、選手を『育成する』というのが東京富士の持ち味であり、大学に入ってから伸びた。技術レベルを問わず、その子なりの全力を尽くしている姿は美しいと思う。
 私はここまで、学生リーグも大事だけれど、やはり世界に出て行こうという気持ちで指導してきた。これからの大学の指導者にも、ぜひ世界に出て行くという目標を持っていただければと思う」

東京富士大そして西村卓二監督にとって最後の団体戦

一礼する西村卓二監督


 なお、東京富士大卓球部の個人戦の試合はこの後も控えている。西村卓二監督は残された期間への思いをこう述べる。
「あと半年で指導の神髄を見極めなければならない」

「あと半年で指導の神髄を見極めなければならない」

胴上げされる西村卓二監督


 東京富士大 4-3 青山学院大
 熊谷桜 5,-6,-9,-8 小林莉歩○
○泉田朱音 2,2,0 戸谷佐和子
 伊東みらい 12,-1,-4,-4 小林りんご○
 泉田朱音/原田優芽 6,-8,-8,5,-7 木田美佑里/小林りんご○
○森田真綾 6,0,5 北浦水音
○原田優芽 7,8,-3,-7,3 木田美佑里
○上野彩香梨 5,17,-9,8 庄易

熊谷桜

伊東みらい

泉田朱音/原田優芽

森田真綾

上野彩香梨


◆男子決定戦
3部 東京経済大 4-0 武蔵大
4部 立正大 3-2 芝浦工業大
4部 千葉商科大 3-0 高崎経済大

◆男子入替戦
1・2部 筑波大 4-3 國學院大
2・3部 慶應義塾大 2-4 東京経済大
3・4部 東京理科大 2-4 立正大
3・4部 茨城大 2-4 千葉商科大
4・5部 成城大 3-2 東京薬科大
4・5部 東京学芸大 2-3 北里大
4・5部 文教大 3-2 電気通信大
4・5部 群馬大 1-3 成蹊大
5・6部 都留文科大 負-勝 高崎商科大(不戦勝)

◆女子決定戦
3部 慶應義塾大 3-2 獨協大
4部 埼玉大 3-1 千葉工業大
4部 武蔵大 3-0 玉川大

◆女子入替戦
1・2部 東京富士大 4-3 青山学院大
2・3部 東京女子体育大 4-1 慶應義塾大
3・4部 明星大 3-0 埼玉大
3・4部 文教大 0-3 武蔵大
4・5部 成城大 1-3 東京農工大
4・5部 東京海洋大 0-3 東京外国語大
4・5部 成蹊大 2-3 横浜市立大
※5部A優勝の大東文化大は抽選の結果により4部に自動昇格


取材=小畑賢二

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