JOCジュニアオリンピックカップ2023年全日本卓球選手権大会(カデットの部)が、2023年11月3日(金)~5日(日)まで、徳島県のアミノバリューホール(鳴門県民体育館)で開催。
大会最終日はシングルス各種目の5回戦〜決勝が行われ、14歳以下女子シングルスは吉田璃乃(明徳義塾中)が初優勝を飾った。
【14歳以下女子シングルス優勝】吉田璃乃(明徳義塾中)
▼14歳以下女子シングルス5回戦
吉田璃乃(明徳義塾中) 3-1 安藤海凜(判田中女子)
渡会宥(ミキハウスJSC) 3-0 広山絢葉(CHOUETTE)
岩見百恵(徳増卓球クラブ) 3-2 幾島ゆうか(武蔵野中)
上田遥音(セントラルSHIN) 3-2 伊藤心咲(卓桜会栃木卓球センター)
新谷莉央(ミキハウスJSC) 3-0 米田優空(呉青山中)
隈元舞花(就実中) 3-1 鈴木美芙由(石田卓球クラブ)
藤本和花(木下アカデミー) 3-0 三島悠葵(貝塚第二中)
井上真夕(ミキハウスJSC) 3-0 香取悠珠子(星槎中)
▼14歳以下女子シングルス準々決勝
吉田璃乃(明徳義塾中) -6,-8,7,7,11 渡会宥(ミキハウスJSC)
岩見百恵(徳増卓球クラブ) 12,6,-7,-9,7 上田遥音(セントラルSHIN)
新谷莉央(ミキハウスJSC) -7,5,7,-9,7 隈元舞花(就実中)
藤本和花(木下アカデミー) 6,-7,7,-8,6 井上真夕(ミキハウスJSC)
▼14歳以下女子シングルス準決勝
吉田璃乃(明徳義塾中) 8,4,6 岩見百恵(徳増卓球クラブ)
新谷莉央(ミキハウスJSC) 3,9,-9,-9,8 藤本和花(木下アカデミー)
▼14歳以下女子シングルス決勝
吉田璃乃(明徳義塾中) 6,-10,8,-5,9 新谷莉央(ミキハウスJSC)
14歳以下女子シングルスの決勝は、ダブルスとの二冠を狙う新谷(ミキハウスJSC)と4回戦で、13歳以下王者の佐藤(貝塚第二中)を破って快進撃を続け決勝進出を果たした吉田との対戦となった。
変化のわかりにくい巻き込みサービスとバック面の表ラバーでチャンスをつくる新谷に対して、吉田は高い対応力と両ハンドのラリーに勝機を見出し、シーソーゲームを物にし、うれしい全国初タイトルを手に入れた。
●吉田璃乃選手のコメント
今まで支えてくれた人に恩返しできて、とてもうれしいです。
決勝と準々決勝で、相手がすごくサービスが上手くて、それをどう返したら自分のいいパターンに持っていけるかが難しかったです。ラリーが得意なので、ラリーに入る前に自分から回転をかけたり、相手に打たせたりしてラリーに持ち込むことを意識しました。
大会前の目標は、シングルスは優勝で、ダブルスは2人で話し合って優勝できるようにしようと思っていました。
自分が本当に優勝できると思っていなかったので、練習相手やアドバイスをしてくださった先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。
ラリーは結構自信がありますが、それまでで結構ミスが多かったので、自分が有利にラリーに入れるように3球目の練習をしてきました。
全日本ジュニアではベスト8に入れるように、将来はオリンピックでメダルが取れるようにがんばります。
【14歳以下女子シングルス2位】新谷莉央(ミキハウスJSC)
【14歳以下女子シングルス3位】岩見百恵(徳増卓球クラブ)
【14歳以下女子シングルス3位】藤本和花(木下アカデミー)
詳しい記録はこちらから
日本卓球協会大会ページ:https://jtta.or.jp/tour/11844
(取材=佐藤孝弘)