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世界卓球2024釜山 大会4日目(2月19日)の男子団体
日本が4戦全勝でグループリーグ1位通過

 
 第58回世界卓球選手権団体戦が、韓国の釜山で2月16〜25日にかけて開催される。
 大会4日目の2月19日(日)の男子団体グループリーグの模様を抜粋して紹介する。
※写真はグループリーグ1位通過を決めた日本


【男子グループ3】  
 韓国 3-0 インド 
○張禹珍 3-0 デサイ
○林鐘勳 3-0 グナナセカラン
○李尚洙 3-1 アチャンタ  
 林鐘勳 - デサイ  
 張禹珍 - グナナセカラン

 韓国がインドにストレート勝利。トップで張禹珍がエース起用のデサイにストレートで快勝すると、2番で林鐘勳グナナセカランの堅陣を強打で打ち破って続き、王手をかける。3番は李尚洙がアチャンタとのベテラン対決を鋭い両ハンドで制し、4戦全勝でグループリーグ首位通過を確定させた。
 一方、昨日ポーランドに敗れたインドは、これで1勝2敗と少し元気がない。


【男子グループ1】  
 中国 3-0 クロアチア
○樊振東 3-0 プッツァー
○王楚欽 3-0 ゼリコ
○馬龍 3-0 コジッチ

 中国が強打者ぞろいのクロアチアに圧勝。グループリーグ4戦全勝で危なげなく首位通過を果たした。中国がグループリーグ4試合で落とした試合はゼロ。11連覇の偉業に向けて、一切油断のないプレーを続けている。


【男子グループ8】  
 ポルトガル 3-0 タイ
○アポロニア 3-1 ヌッチャー
○カルバリョ 3-0 タンマチコン
○ジェラウド 3-2 タンビリヤベチャクル

 連日、イラン、エジプトとの深夜にまで及ぶ熱戦を制し、全勝を守ってきたポルトガル。グループリーグの最終戦はタイにストレートで勝利し、4勝0敗でグループ8の首位通過を決めた。

インド戦2番で勝利した林鐘勳(韓国)

李尚洙(韓国)は相変わらずの切れ味鋭い両ハンドで決勝点

韓国戦2番に出場のグナナセカラン(インド)は林鐘勳の強打に押された
中国は強打のクロアチアに完勝で危なげなくグループリーグ1位通過
タイ戦3番でジェラウドが接戦を制し、ポルトガルが首位通過を決めた



【男子グループ5】  
日本 3-0 マダガスカル
○張本智和 3-0 ラコトアリマナナ
○篠塚大登 3-0 ラザフィナリボ
○田中佑汰 3-0 ナティベル  
 張本智和 - ラザフィナリボ  
 篠塚大登 - ラコトアリマナナ

 日本はグループリーグ最終戦でマダガスカルと対戦。卓球ではあまり聞きなじみのない国だが、ラコトアリマナナとラザフィナリボはアフリカ選手権ダブルス王者で、ラコトアリマナナはアフリカ選手権男子シングルスベスト8という実績に加え、今大会ではチェコ戦でポランスキーに勝っている。
 日本からすると格下とはいえ油断のならない相手だが、日本に隙はなかった。
 トップは張本智和がエース格のラコトアリマナナに対し、落ち着いて両ハンドを押し込んで日本が先制。
 2番の篠塚大登は、思い切って両ハンドを振ってくるラザフィナリボに第1ゲームはジュースまで迫られるが、この要所をしっかり押さえてストレートで勝利し、日本が王手をかける。
 続く3番は、今大会が初出場となる田中佑汰。「緊張はしていたけど、自分のプレーが最後までできました。調子が良くてボールも走っていた」と本人が振り返る通り、田中は鋭い両ハンドを連発してナティベルを寄せ付けず、ストレート勝利。日本がグループリーグ4戦全勝で首位通過を決めた。
「厳しいリーグではあったんですが、選手たちが本当に良い準備をしてくれました。1位通過して、まずはほっとしています。(インフルエンザで欠場の)戸上(戸上隼輔)は実力がついてきて今回の世界卓球は僕自身楽しみにしていましたが、戸上がいなくてもチームが崩れることがなく、みんなでカバーしている。選手たちの成長を感じます」と田㔟邦史監督が語るように、試合を重ねるごとにプレーもチームワークも良くなっている感のある日本。決勝トーナメントではさらなる強敵との対戦が待っているが、そこでどのようなプレーを見せてくれるのか。
 決勝トーナメントの組み合わせは、明日2月20日(火)、グループリーグの全試合終了後に行われる予定だ。


【男子グループ2】  
ドイツ 3-0 イングランド
○ダン・チウ 3-0 ウォーカー
○オフチャロフ 3-0 ジャービス
○フランチスカ 3-1 ドリンコール

 ベストメンバーで臨んだドイツが、ピッチフォードを控えに回したイングランドに完勝。ダン・チウオフチャロフフランチスカの3選手がそれぞれ高い攻撃力を発揮して圧倒し、4戦全勝でグループリーグ1位通過を決めた。


【男子グループ6】  
 スウェーデン 3-0 セルビア
○ファルク 3-1 ガチェブ
○モーレゴード 3-0 レバヤツ
○K.カールソン 3-1 イェブトビッチ  
 ファルク - レバヤツ  
 モーレゴード - ガチェブ

 3戦目で香港との接戦を制したスウェーデンがセルビアを破り、4勝0敗で決勝トーナメント進出。ファルク、K.カールソンケルベリ、モーレゴードとどこからでも点が取れる層の厚いスウェーデンがどこまで勝ち上がるか注目だ。

「調子が良かった」という初出場の田中が充実のプレーで決勝点
イングランド戦3番で勝利を決めたフランチスカ(ドイツ)
セルビア戦3番で勝利を決めたK.カールソン(スウェーデン)



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詳細な記録は下記サイトでご確認ください。
WTT:https://worldtabletennis.com/teamseventInfo?eventId=2751

(まとめ=卓球レポート)

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