第58回世界卓球選手権団体戦が、韓国の釜山で2月16〜25日にかけて開催される。
大会5日目の2月20日(月)はグループリーグの最終日。ここでは、男子団体のグループリーグを1位通過したチームを紹介する。
※写真は香港戦ラストで勝利したケルベリ(スウェーデン)
男子グループ1:中国(4勝0敗)
男子グループ2:ドイツ(4勝0敗)
男子グループ3:韓国(4勝0敗)
男子グループ4:フランス(4勝0敗)
男子グループ5:日本(4勝0敗)
男子グループ6:スウェーデン(4勝0敗)
男子グループ7:スロベニア(4勝0敗)
男子グループ8:ポルトガル(4勝0敗)
男子団体も、女子団体同様、各グループリーグのトップに入った強豪国がほぼ順当に1位通過を決めた。
グループ1の中国は4試合連続ストレート勝利で難なく首位通過。グループリーグ計12試合で落としたゲームはわずか2と、出場した選手全員が世界卓球11連覇という偉業に向けて圧巻のプレーを続けている。
グループ2のドイツも全勝で1位通過を果たした。エントリーされていたボルが体調不良で参戦を見送るというアクシデントに見舞われたものの、ダン・チウ、オフチャロフ、フランチスカと有り余るタレントがしっかり力を発揮して全勝を守った。
グループ3の開催国・韓国も全勝で首位通過。張禹珍、林鐘勳の二枚看板は好調で、決勝トーナメントに入ってからの勝ち上がりにも期待がかかる。
グループ4のフランスも順当に首位通過を果たした。アバンギャルドなプレーをするA.ルブランとF.ルブランのルブラン兄弟に、経験豊富なゴズィーの布陣は強力で、どの国にとってもフランスは脅威になるだろう。
グループ5は日本が4戦全勝で1位通過を決めた。強豪の中華台北と同グループという8つのグループの中で最も厳しいと思われる組み合わせになったが、その中華台北との激戦を制して全勝をキープ。張本智和とならんで活躍が期待されていた戸上隼輔がインフルエンザで離脱した穴を張本、篠塚大登、松島輝空、田中佑汰の4人が見事に埋めている。体力面や療養によるブランクを踏まえると、戸上が今大会に間に合うかどうかは微妙のようだが、チーム状態は良好だ。決勝トーナメントでの勝ち上がりに期待したい。
グループ6のスウェーデンもモーレゴード、ケルベリ、K.カールソン、ファルクら豊富なタレントをそろえて首位通過を果たした。グループリーグの香港戦では黄鎮廷の奮戦でラストまで迫られたが、層の厚さで逃げ切った。
首位争いがもつれたのが、グループ7。トップシードはブラジルだが、エース・カルデラーノの不参加により、戦力が大幅ダウンで2勝2敗と勝ち星が伸びず。代わりに、強打のヨルジッチ率いるスロベニアが全勝で首位通過を果たしている。
グループ8の首位通過はポルトガル。経験豊富なフレイタス、アポロニアらの奮戦で、ルーマニアやイラン、エジプトなど力のあるチームに競り勝って全勝をキープした。
紹介したグループリーグ1位通過の8チームが決勝トーナメント2回戦からのシードになり、グループリーグ2位〜3位が決勝トーナメント1回戦を戦う。決勝トーナメントの組み合わせ抽選は、本日20時からのグループリーグ最終戦が全て終わった後に行われる。
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WTT:https://worldtabletennis.com/teamseventInfo?eventId=2751
(まとめ=卓球レポート)