第58回世界卓球選手権団体戦が、韓国の釜山で2月16〜25日にかけて開催される。
大会7日目の2月22日(木)は男子団体準々決勝2試合が行われ、フランスがポルトガルを3対1で破り、準決勝進出を決めた。
▼男子決勝トーナメント準々決勝
フランス 3-1 ポルトガル
A.ルブラン 1(12,-12,-9,-6)3 フレイタス○
○F.ルブラン 3(6,8,9)0 アポロニア
○ゴズィー 3(9,-5,7,7)0 ジェラウド
○F.ルブラン 3(-5,5,6,8)1 フレイタス
A.ルブラン - アポロニア
世界卓球初のメダルを狙うポルトガルと1997年マンチェスター大会以来の表彰台を目指すフランスとのヨーロッパ対決はフランスに軍配が挙がった。
前半はポルトガルがフレイタス、フランスがF.フェリックスの両エースが得点し1対1に。
3番は中陣での打ち合いの安定性で上回ったゴズィーが3対1でジェラウドを退け、フランスがメダルに王手。
注目のエース対決は、これまで8勝0敗のフレイタスと6勝0敗のF.ルブランの全勝対決。多くのトップ選手が手を焼くF.ルブランのサービスに対して、きっちりストップで止めたフレイタスが先制。しかし、ロングサービス、ハーフロングサービスをうまく使ったF.ルブランが得意の両ハンドの連続攻撃に結びつけて、3ゲーム連取でフランス男子の27年ぶりのメダルを決めた。フランスは準決勝で、中華台北とドイツの勝者と対戦する。
敗れたポルトガルだが、35歳のエース、フレイタスのプレーは素晴らしかった。F.ルブランのお株を奪うような速攻も見せるなど、新しいプレーを取り入れていく意欲もベテランにしてトップで通用する実力を維持していられる秘けつなのだろう。初のメダルはお預けとなったが、引き続き注目したいチームのひとつだ。
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(まとめ=卓球レポート)