シチズンカップ第33回日本卓球リーグ選手権・ビッグトーナメント青森大会が、4月17日（水）～20日（土）にかけて、青森県青森市のマエダアリーナで開催。
ビッグトーナメントとは、日本リーグ加盟選手がシングルスとダブルスで日本一を争う大会だ。
大会最終日は男子シングルス3回戦から決勝まで行われ、木造勇人（関西卓球アカデミー）が優勝を果たした。
優勝 木造勇人（関西卓球アカデミー）
2位 石山慎（ケアリッツ・アンド・パートナーズ）
3位 山本勝也（リコー）
3位 吉村和弘（ケアリッツ・アンド・パートナーズ）
▼男子シングルス3回戦の結果
石山慎（ケアリッツ・アンド・パートナーズ） 9,-8,10,7 松下大星（クローバー歯科カスピッズ）
松平賢二（協和キリン） 10,7,9 酒井明日翔（シチズン時計）
馬渡元樹（信号器材） -6,-9,8,8,10 上村慶哉（シチズン時計）
吉村和弘（ケアリッツ・アンド・パートナーズ） 5,7,-7,7 硴塚将人（協和キリン）
川上尚也（日野キングフィッシャーズ） -8,9,9,4 田原彰悟（協和キリン）
山本勝也（リコー） 6,9,-5,9 江藤慧（クローバー歯科カスピッズ）
出雲卓斗（ケアリッツ・アンド・パートナーズ） 7,8,8 淺津碧利（シチズン時計）
木造勇人（関西卓球アカデミー） 5,4,9 皆川朝（日野キングフィッシャーズ）
▼男子シングルス準々決勝の結果
石山慎（ケアリッツ・アンド・パートナーズ） 13,8,9 松平賢二（協和キリン）
吉村和弘（ケアリッツ・アンド・パートナーズ） 3,-8,11,-8,12 馬渡元樹（信号器材）
山本勝也（リコー） 7,-8,7,-9,10 川上尚也（日野キングフィッシャーズ）
木造勇人（関西卓球アカデミー） 8,10,10 出雲卓斗（ケアリッツ・アンド・パートナーズ）
▼男子シングルス準決勝の結果
石山慎（ケアリッツ・アンド・パートナーズ） 8,7,8 吉村和弘（ケアリッツ・アンド・パートナーズ）
木造勇人（関西卓球アカデミー） 13,7,2 山本勝也（リコー）
▼男子シングルス決勝の結果
木造勇人（関西卓球アカデミー） 9,9,-9,6 石山慎（ケアリッツ・アンド・パートナーズ）
男子シングルスは、実績十分の木造が堂々たるプレーで初出場初優勝を果たした。
木造は、危なげないプレーで決勝まで勝ち上がると、並み居る強敵を沈め、今大会の台風の目となっていたて石山と対戦。「（石山は）勢いがあって恐怖心があったが、相手を振り回して前でプレーする形がうまくいった」という木造が鋭いチキータとバックハンドで、ラリーにめっぽう強い石山の良さを封じるさすがのプレーで見事に栄冠を勝ち取った。
■木造勇人選手のコメント
「純粋にうれしいです。今大会に向けての目標は、最低でもベスト8に入って全日本の推薦権を得ることでしたが、そこを達成してから力が抜けて良いプレーができるようになりました。
自分の中ではしっくり来ていなくて、もっと良い勝ち方ができたのではと思うところもありますが、その中でもバックハンドが良かったと思います。全体的にバックハンドで先手を取ることができていたので、フォアで決める形に持って行けました。
（決勝の石山に対しては）勢いがあって恐怖でしたが、彼が勝ってきた相手が全て右利きの選手だったので、左利きの僕には分があると思って臨みました。なるべく相手を振り回して僕が前で、という形を取れたらいいと思っていたので、それがうまくいきましたね。
今年度の初試合で優勝できたので良いスタートが切れました。このまま練習をしっかり続けて、次の日本リーグや、Tリーグでも勝っていけるよう頑張りたいと思います」
2位の石山は、前回優勝の松下を筆頭に名だたる選手を連破して決勝進出。全国的には無名の石山だが、驚異的なフットワークから繰り出すフォアハンド豪打と、鋭いカウンターブロックで大きな存在感を放った。決勝では木造の鋭いバックハンドに屈するも、1球に懸けるプレーは迫力がある。今後に要注目の選手だ。
3位には準々決勝で前回3位の川上との激戦に打ち勝った山本と、同じく準々決勝で馬渡との激戦を制した吉村が入った。
【ベスト8入りした選手】
出雲卓斗（ケアリッツ・アンド・パートナーズ）
松平賢二（協和キリン）
川上尚也（日野キングフィッシャーズ）
馬渡元樹（信号器材）
詳しい結果は、日本卓球リーグのホームページに掲載されています。
日本卓球リーグ実業団連盟外部サイト（Labo live)：
https://score.labolive.com/game/jttl-2024-bigtournament/tournament/MS/1217
（取材＝卓球レポート）
