2024年7月18～21日、岐阜メモリアルセンターで「バタフライ 第43回全日本クラブ卓球選手権大会」が開催。大会4日目の7月21日は最終日となり、一般の部と30歳以上の部で優勝チームが決定した。
■男子一般の部 優勝 リトルキングス(B)（神奈川）
決勝は前回優勝のリトルキングス(A)と、神奈川県予選から勝ち上がったリトルキングス(B)の同士打ちとなった。試合は手の内を知る両者が激しい打撃戦を展開。トップのダブルス、2番ともゲームオールにもつれるが、いずれもBチームが競り勝って王手をかけた。3番のエース対決は蛭田が師匠・三田村に果敢に攻めかかり、見事に完封勝利を収め、リトルキングス(B)がストレート勝ちして初優勝。リトルキングス勢としては大会3連覇となった。
▼男子一般の部 決勝
リトルキングス(B) 3-0
リトルキングス(A)
○蛭田／杉本 2-1 中村祥／中村謙
○永田 3-2 小田
○蛭田 3-0 三田村
杉本 - 中村謙
福田 - 中村祥
■女子一般の部 優勝 MISCH-MASCH（大阪）
決勝は3連覇を目指すロータス（神奈川）と初制覇を目指すMISCH-MASCH（大阪）が対戦。試合はMISCH-MASCHがトップのダブルスと3番の馬場が完封。ロータスは2番の美濃口と4番の秋田がストレート勝ちし、5番にもつれ込んだ。ラストはMISCH-MASCHの河野がパワーあふれるフォアハンドドライブでロータス鈴木のカットを打ち下し、MISCH-MASCHがロータスのv3をストップし、新王者となった。
▼女子一般の部 決勝
MISCH-MASCH（大阪） 3-2 ロータス（神奈川）
○馬場／藤原 2-0 青木／鈴木
宮村 0-3 美濃口○
○馬場 3-0 青木
藤原 0-3 秋田○
○河野 3-0 鈴木
■男子30歳以上の部 優勝 流山アストロズ（千葉）
決勝は前回優勝のカヴァヌーラ（神奈川）と、伝統チームの流山アストロズ（千葉）が対戦。試合は両チームとも動き回って激しい打撃戦を展開。王者・カヴァヌーラはシングルスで川口と厚谷が連勝して王手をかけたが、元学生2位の実力者・森下がパワーで星を戻した。ラストはカヴァヌーラの高橋が小気味よい連打で押し込むが、最後の最後で流山アストロズの川久保が必死の回り込みで逆転し、うれしい初優勝を決めた。
▼男子30歳以上の部 決勝
流山アストロズ（千葉） 3-2 カヴァヌーラ（神奈川）
○森下／大塚 2-1 高橋／北村
竹ノ内 1-3 川口○
大塚 0-3 厚谷○
○森下 3-1 北村
○川久保 3-2 高橋
■女子30歳以上の部 優勝 YOU-STUDIO（東京）
決勝は前回2位の長吉卓球センター（大阪）と、ノーシードから勝ち上がったYOU-STUDIO（東京）が対戦。試合は長吉卓球センターのエース安部が単複で2点取りして優勝に王手をかけた。2台進行の4番と5番、先にラストでYOU-STUDIOの荒川がフォアハンドを決めてストレート勝ちし、勝負は4番に委ねられた。長吉卓球センターの井上が2ゲーム連取したが、ここからYOU-STUDIOの平澤が粘りのプレーで大逆転し、歓喜の初優勝。
▼女子30歳以上の部 決勝
YOU-STUDIO（東京） 3-2 長吉卓球センター（大阪）
石川／荒川 0-2 安部／井上○
○菅 3-2 義村
石川 0-3 安部○
○平澤 3-2 井上
○荒川 3-0 櫻井
今大会の詳しい記録は公益財団法人 日本卓球協会の公式ホームページをご覧ください。
（取材＝兼吉秀洋）
