高校生たちの祭典、全国高等学校総合体育大会（インターハイ）の卓球競技が8月3～8日に長崎県大村市の大村市体育文化センター（シーハットおおむら）で開催される。
競技2日目の本日8月5日は男子学校対抗3回戦〜準々決勝が行われ、ベスト4が決定した。
※写真はノーシードからベスト4入りした静岡学園の勝利の瞬間
【ベスト4】
愛工大名電（愛知）
静岡学園（静岡）
遊学館（石川）
出雲北陵（島根）
【ベスト8】
実践学園（東京）
野田学園（山口）
明豊（大分）
鶴岡東（山形）
▼男子学校対抗3回戦の結果
愛工大名電（愛知） 3-0 東山（京都）
実践学園（東京） 3-1 明徳義塾（高知）
野田学園（山口） 3-1 新潟産大附（新潟）
静岡学園（静岡） 3-1 希望が丘（福岡）
明豊（大分） 3-2 富田（岐阜）
遊学館（石川） 3-1 関西（岡山）
鶴岡東（山形） 3-0 学館浦安（千葉）
出雲北陵（島根） 3-0 足立学園（東京）
▼男子学校対抗準々決勝の結果
愛工大名電（愛知） 3-1 実践学園（東京）
静岡学園（静岡） 3-2 野田学園（山口）
遊学館（石川） 3-2 明豊（大分）
出雲北陵（島根） 3-0 鶴岡東（山形）
準々決勝第1試合は大会7連覇中の愛工大名電（愛知）が準々決勝で古豪の実践学園（東京）の挑戦を受けた。トップは持田がパワープレーで完勝するが、2番のエース対決で坂井が実践学園・下田のカウンタープレーに大苦戦。最終ゲームも競り合うが、最後は意地で振り切った。
3番ダブルスは名電ペアが2ゲーム先取してあっさり終わるかと思われたが、ここから実践の下田／水谷が捨て身の前陣攻守で3ゲームを奪い返し、王者から1ポイントをもぎ取った。続く4番の菅沼が実践のサウスポー・水谷に最終ゲームの中盤までリードを許すが、諦めずに強気の攻めを貫いてジュースで競り勝ち、愛工大名電が3対1で実践学園を下して4強入りを決めた。
第2試合は大激戦。昨年はメンバーが充実しながらベスト8に終わってしまった野田学園（山口）と、今大会ノーシードから勝ち上がってきた静岡学園（静岡）が対戦した。試合は1番で静岡学園の倉知が切れ味鋭いカウンターで野田学園の小園江をシャットアウト。2番は野田学園の飯村が得意のパワープレーで快勝。ダブルスは静岡学園の平山／福光が左右の連係で2ゲームを先行するが、小園江／丸川が捨て身のフォアハンドドライブを連発して大逆転し、ベスト4返り咲きに大手をかけた。
しかし、後半勝負の静岡学園は並行進行の4番と5番で、先に静岡学園ラストの平山が野田学園の渡辺にストレート勝ちし、勝負は4番に委ねられた。4番は野田学園の木村がシャープなフォアハンドで先行するが、ダブルスで悔しい思いをした静岡学園の福光が、左から伸び上がるように繰り出すフォアハンドドライブを決め、一気に3ゲームを連取。静岡学園が驚きの逆転勝利でうれしい表彰台をゲット。一方の野田学園はまたもインターハイの魔物に足をすくわれてしまった。
第3試合は前回準優勝で第3シードの明豊（大分）と選抜3位の遊学館（石川）が白熱の大熱戦。トップのエース対決で明豊の植木と遊学館の薜がゲームオールジュースとなるが、最後は力で押した植木が競り勝った。2番は遊学館の北口が4回戦のヒーロー利光を圧倒して五分に戻すが、ダブルスは遊学館の植木／嶋田が完封勝ちしてベスト4に王手をかけた。
この試合も並行進行の4番と5番。先に5番で遊学館の坂田が左利きのカウンター攻撃で完勝。勝負を委ねられた4番は立ち上がりからダイナミックな打撃戦。明豊の嶋田が2対1とリードするが、追い込まれた遊学館の鈴木が中陣から振り切るドライブで押し返して逆転勝利。遊学館が明豊をストップし、準決勝進出を決めた。
第4試合は選抜優勝の出雲北陵（島根）と鶴岡東（山形）が対戦。基本プレーがしっかりしている両チームの試合は、実績に勝る出雲北陵が力を見せる。1番にエース小野、2番に大村というサウスポーを並べて連勝し、早くも4強に王手をかけた。巻き返したい鶴岡東は男子ダブルス第1シードの梅木／阿部に託すが、2対0リードから出雲北陵の小野／黒田の動きの前に無念の逆転負け。これで出雲北陵が鶴岡東をストレートで下し、昨年続いてのベスト4決定。
明日8月6日（火）の11時30分より行われる男子学校対抗準決勝のカードは以下の通り。
▼男子学校対抗準決勝の組み合わせ
愛工大名電（愛知） - 静岡学園（静岡）
遊学館（石川） - 出雲北陵（島根）
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詳しい記録は下記大会公式ページまで
https://kirokukensaku.net/0IH24/discipline_060_20240804.html
（取材＝卓球レポート）
