おすすめ組み合わせ
『ディグニクス』シリーズは、多様なプレーの可能性を広げる。
しかし、ラケットとの組み合わせは何通りもあるだけに、
どのような用具を使うべきか迷うことだろう。
そこで、目指すプレー別に、お勧め組み合わせ例を列挙した。
これらの情報を参考にして、よりレベルの高い打球を体験しよう。
- 前陣でのカウンタープレーに
- ボールのつかみやすさが特長の『ディグニクス05』と、球持ちの良い『張本智和 インナーフォース ALC』や『インナーフォース レイヤー ALC』と組み合わせると、よりボールをつかむ感覚に優れ、打球の威力を兼ね備えた用具となる。また、台上ドライブや前陣カウンターの精度が向上し、対下回転の打球も安定する。
- 前~中陣での打球の威力を重視したプレーに
- ボールをつかむ感覚と打球の威力を両立した『インナーフォース レイヤー ZLC』や『アポロニア ZLC』と『ディグニクス05』の組み合わせは、レシーブからチキータで積極的に仕掛けてパワフルなドライブで攻めるといった、打球の威力を重視した前~中陣でのプレーを追い求める選手におすすめだ。
- ハイレベルなオールラウンドプレーに
- 引き合いなど中後陣からの打球の威力も向上が見込まれる『ディグニクス05』。しなやかで使いやすく、打球にスピードが出る「アリレート カーボン」を搭載した『樊振東 ALC』や『ティモボル ALC』と組み合わせると、広い領域での攻撃的なオールラウンドプレーを目指す選手にふさわしい、弱点の少ない用具となる。
- 日本式ペンでパワフルなプレーを
- 威力をより引き出す木曽檜使用の『サイプレスG-MAX』と、回転性能に優れた『ディグニクス05』との組み合わせは、力強いフォアハンドを武器にする日本式ペンホルダーの選手にお勧め。プレーにバランスを求める場合は『ディグニクス80』を、スマッシュの打ちやすさや打球スピードを求める場合は『ディグニクス64』を組み合わせるとよいだろう。
- より質が高く死角のない攻撃に
- 弾みが高く、質の高い攻撃を可能にするスーパーZLカーボン搭載のラケットに、スピードと回転のバランスが良い『ディグニクス80』を使うことで、安定感を補うことができ、より死角のない質の高いプレーへと導く用具になる。
- 広い領域でのテクニカルなプレーに
- 『ディグニクス80』はスピードと回転のバランスが良いため、相手のドライブの回転が強いときにブロックし、弱いときにカウンターを仕掛けるといったテクニカルな選択が比較的しやすい。弾みの良い『水谷隼 ZLC』との組み合わせは、台から下がっても回転をかけて攻めに転じるなど、水谷選手のように広い領域でプレーをする選手にお勧めである。
- 安定した威力のあるカウンタープレーに
- 優れた弾みと軽さを兼ね備えた『ティモボル ZLF』と『ディグニクス80』の組み合わせは、球持ちの良さによる高い安定感が特長。ブロックやカウンターなど、安定性と攻撃力の両立を目指す選手にお勧めの用具である。
- 打球の威力を補いたい初中級者に
- 『ディグニクス』のメインターゲットは中上級者だが、初中級の選手が使用してもメリットがあるという特長がある。スイングがコンパクトでも、あるいは遅くても威力のある打球が可能になり、パワーに自信がない選手でもプレーの幅を広げることができる。ここでは、比較的軽量で弾みのよい『ティモボル CAF』とバランスに優れた『ディグニクス80』の組み合わせをお勧めしたい。
- ミート系の打球を多用したい選手に
- スマッシュなどミート系の打球を多用したい選手にお勧め。球離れが速く、打球方向性が安定するという『ディグニクス64』の特長は、『張継科 ZLC』や『ティモボル ZLC』といった反発特性が高いラケットと組み合わせると、より生かすことができる。また、パワー不足を補うことのできる組み合わせでもある。
- 広い領域での攻撃的なオールラウンドプレーに
- 前~中陣でのブロックやカウンター、中~後陣での打球スピードのある引き合いなど、広い領域での攻撃的なプレーに適した組み合わせ。より安定性を求める場合は、弾みを抑えた『インナーフォース レイヤー ALC.S』と組み合わせても良いだろう。
- 引き合いでの威力と安定感に
- 純木材7枚合板ラケットにスピード性能に優れた『ディグニクス64』を組み合わせることで、中~後陣での引き合いで威力と安定感を発揮する用具となる。また、中国式ペンを使用する選手であれば、『吉田海偉』と組み合わせて、吉田選手のようなプレー領域の広いパワフルな卓球を目指すのも良いだろう。