藤沼亜衣、世界卓球2009横浜の代表権を獲得 |
平成20年10月3~6日、世界卓球2009横浜(個人戦)の女子日本代表選考会がナショナルトレーニングセンター(NTC)で開催された。
今回の選考会は、まず30名の選手が6名ずつ5つのリーグに分かれて第1次リーグを行う。その後、順位リーグ(1・2位リーグ、3・4位リーグ、5・6位リーグ)を行う。
1・2位リーグで1位となり優勝した選手は、世界卓球2009横浜横浜(個人戦)女子シングルスの日本代表の権利を得る。
今回の選考会で優勝したのは藤沼亜衣(日立化成)。藤沼は第1次リーグを2位で通過すると、1・2位リーグで北京オリンピック代表の平野(ミキハウス)、福岡(中国電力)らに勝利し、見事に1位となった。これで藤沼は2007年ザグレブ大会以来の代表権を獲得した。
■藤沼亜衣インタビュー
「世界選手権代表になれてビックリしています。最近になって試合に対して余裕が生まれリラックスして臨めているので、そのような精神的な部分が良かったのかと思います。最近は国際大会にも出場していなかったので久しぶりですが頑張りたいと思います」
選考会の終了後に、村上恭和女子新監督の会見が行われた。
■村上監督インタビュー
「まず、最大の目標はロンドンオリンピックでメダルを取ることです。そして近い目標では、世界選手権大会横浜大会(個人戦)でメダルを取ることです。また2016年のオリンピックに向けた若手選手の育成というのも大切な仕事だと思っています。今はそのために『4T12』という標語を掲げています。4Tとは4つのチーム(TEAM)つまりライバルとなる中国、シンガポール、香港、韓国の4つのチームのことで、その4つのチームのレギュラーの12人の選手に勝つことを目標にして強化していく、ということです。このことは今日のミーティングでも選手に話しました。またコーチを担当コーチ制にします。つまり、代表選手の母体のコーチにナショナルチームのコーチに入っていただきます。これによって選手の母体とNTCでの練習内容が一緒になり、強化しやすくなるということです」
選考会の記録は日本卓球協会のホームページをご覧ください。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp