田勢美貴江が世界卓球2009横浜の代表権獲得
|
平成20年12月25~27日、世界卓球2009横浜(個人戦)の女子日本代表2次選考会がナショナルトレーニングセンター(NTC)で開催された。
今回の選考会は、まず30名の選手が5つのリーグに分かれて第1ステージを行う。
続いて、第2ステージでは各リーグの上位2名(合計10名)による1・2位リーグが行われ、1位になった選手が代表権を獲得する。
1・2位リーグは最終戦までもつれる大混戦となった。残り1試合として、樋浦令子(タイコウハウス)が7勝1敗でトップ。続いて田勢美貴江と石川佳純(ミキハウスJSC)が6勝2敗で並んだ。最終戦で樋浦が勝てば自力で1位となり、代表権を獲得。田勢は樋浦が敗れ、石川が勝利すれば3すくみで逆転1位に。石川は、樋浦と田勢がともに敗れると樋浦との2者間計算で1位となる。
最終戦は、樋浦は森薗(青森山田高)、田勢は平野早矢香(ミキハウス)、石川は藤井(日本生命)との対戦となった。まず田勢が平野に3−1で勝利を収めた。続いて石川が藤井を3−1で下した。最後に残った樋浦は森薗とゲームオールの大接戦。最終ゲームは樋浦がリードしてチェンジエンドを迎えたが、ここから硬くなって森薗に逆転負けを喫した。
この結果、樋浦、田勢、石川とも7勝2敗で並んだ。日本卓球ルールに則って、3者のゲーム率(勝ちゲーム数÷負けゲーム数)で、1位が田勢、2位は樋浦、3位は石川という順位が決まった。
これにより、田勢が世界卓球2009横浜の女子シングルス代表権を獲得した。
田勢、2度目の世界卓球へ
|
樋浦はトップを走ったが・・・ |
石川、最終戦まで持ち込む健闘
|
樋浦、まさかの逆転負け・・・
|
なお、女子シングルスの代表権は、1次選考会で1位となった藤沼亜衣(日立化成)が獲得済み。また、選考基準を満たしている福原愛(ANA)が内定。残りの枠は、来年1月の全日本選手権大会優勝者、および強化本部推薦で決定されることになっている。
選考会の記録は日本卓球協会のホームページをご覧ください。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp