世界選手権大会に出場した日本選手団 |
工藤がクラス別女子個人戦で銀メダル |
日本からは男子5名・女子3名の選手が出場。クラス別女子個人戦のクラス10で工藤恭子が銀メダルを獲得した。
日本選手団を率いた佐藤幸広監督は、次のように大会を振り返った。
「今大会は、予選からフルゲームの試合、ジュースのゲームなど接戦の試合が多く、また、障害を感じさせない世界トップ選手の技術とパワーが多くの観客を魅了させ、過去最高の大会であったと感じている。
日本選手の成績は非常に厳しい状況となったが、女子個人戦クラス10の工藤恭子選手(熊本県)が銀メダルを獲得した。参加選手295名のうち彼女1人だけがカットマンという戦型であったこと。また、予選第1試合でグループシードの中国選手に勝ったことで波に乗り、途中苦しい試合も粘りで逆転し決勝まで勝ち上がった。
日本選手でただ一人ファイナリストとなり、各国の選手・コーチがこの試合を注目してくれたことは、工藤選手本人のみならず日本選手団にとっても大きなニュースであった。
世界のレベルは毎年ものすごいスピードで進化しており、今後日本も若手選手の育成も含めさらなる強化を図ることが必要と感じさせられた大会であった。」
性別 | 選手氏名 | クラス | クラス別個人戦 | オープン個人戦 | クラス別団体戦 |
男子 | 吉田信一 | 3 | 1回戦敗退/30 | 2回戦敗退/101 | 1回戦敗退/11 |
宇津木孝章 | 4 | 予選敗退/24 | 1回戦敗退/101 | ||
中出将男 | 4 | 1回戦敗退/24 | 1回戦敗退/101 | 2回戦敗退/11 | |
岡紀彦 | 5 | 予選敗退/18 | 1回戦敗退/101 | ||
小野初夫 | 6 | 予選敗退/18 | 1回戦敗退/90 | 不参加 | |
女子 | 別所キミヱ | 5 | 1回戦敗退/12 | 3回戦敗退/64 | 不参加 |
石河惠美 | 9 | ベスト4/7 | 1回戦敗退/40 | 1回戦敗退/7 | |
工藤恭子 | 10 | 銀メダル/12 | 1回戦敗退/40 |
クラス説明:1~5=車椅子選手、6~10=立位選手、いずれも数字の小さい方が重度障害
オープン個人戦=クラス1~5車椅子選手全員による個人戦、クラス6~10立位選手全員による個人戦
詳しくは日本肢体不自由者卓球協会のホームページに掲載されています。
日本肢体不自由者卓球協会 公式HP:http://members2.jcom.home.ne.jp/sugaryuki/01_Top/Index.html