4月3~7日に仁川(韓国)でITTFワールドツアー・韓国オープンが開催された。男子シングルスは許昕、女子シングルスは徐孝元。国際ペアに注目が集まった男子ダブルスは徐賢徳・張継科が優勝した。また、21歳以下男子で吉村真晴が初優勝を飾った。
男子シングルスはベスト4を馬龍、王皓、閻安、許昕の中国勢が独占。決勝は馬龍と許昕で争われたが、巧みな台上プレーと大きなフットワークから威力のあるフォアハンドドライブで4対2と馬龍を圧倒し優勝を飾った。日本勢は水谷(beacon.LAB)と高木和(東京アート)がベスト8に入った。
女子シングルスは、地元韓国の徐孝元が初優勝を飾った。決勝の相手は平野(ミキハウス)、藤井寛子(日本生命)と同士打ちを制して勝ち上がった石川(全農)。試合はゲームオールの接戦となったが、粘り強いカットと思い切りのいいフォアハンド攻撃が冴えた徐孝元に軍配が上がった。なお、日本勢は藤井が3位、平野と福原(ANA)がベスト8に入った。
男子ダブルスは中国卓球協会の提案により実現した国際ペアが活躍し、ベスト4を独占した。決勝は徐賢徳・張継科(韓国・中国)が李廷祐・馬龍(韓国・中国)を3対2で破り初優勝。3位にはマテネ・許昕(フランス・中国)、李尚洙・閻安(韓国・中国)が入った。
女子ダブルスは朴英淑・梁夏銀(韓国)が田志希・李恩姫(韓国)を3対1で破りワールドツアー初優勝。日本の藤井・若宮(日本生命)は準決勝で田志希・李恩姫に敗れ3位。
男子21歳以下では吉村(愛知工業大)が準決勝で森薗(青森山田高)を破り決勝に進出。鋭い両ハンド攻撃で金東賢(韓国)を4対1で破り、今年1月のオーストリアオープン以来優勝を飾った。日本勢は森薗が3位、酒井(JOCエリートアカデミー・帝京)がベスト8に入った。
今大会の記録は、国際卓球連盟(ITTF)、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp