2月19~23日にドーハ(カタール)でITTFワールドツアー・カタールオープンが開催された。男子シングルスでは許昕、女子シングルスでは胡麗梅の中国勢がそれぞれ優勝を飾った。
男子シングルスでは許昕が3度目のワールドツアー優勝を果たした。決勝では荘智淵(中華台北)に4対1で勝利。荘智淵は陳建安(中華台北)との同士討ちを制して決勝に進んだが、優勝にはあと1歩及ばず2位となった。
日本勢は水谷隼(DIOジャパン)、岸川聖也(ファースト)の3回戦進出が最高成績となった。岸川は荘智淵、水谷は朱世爀(韓国)にそれぞれ2対4で敗れた。
女子シングルスでは、胡麗梅が優勝。決勝ではリュウ・ジャ(オーストリア)に第1ゲームを先行しながらも逆転される苦しい展開ではあったが、4対2で勝利し、ワールドツアー女子シングルス初優勝を果たした。日本勢では第2シードの石川佳純(全農)が1回戦でペンカボバ(チェコ)に敗れる波乱。平野早矢香(ミキハウス)の3回戦進出が最高成績となった。
男子ダブルスでは趙彦来/徐賢徳(韓国)が優勝を飾った。準決勝でK.カールソン/閻安(スウェーデン・中国)ペアとのゲームオールの激戦を制すと、決勝はその勢いのままフロール/ルベッソン(フランス)に3対0でストレート勝ち。
女子ダブルスではリ・ホチン/ヌグ・ウィンナム(香港)ペアが劉高陽/劉曦の中国ペアに勝利して優勝。なお、日本勢では平野美宇/伊藤美誠(JOCエリートアカデミー/スターツSC)がベスト8に入賞した。
21歳以下男子シングルスではフロール(フランス)が優勝。決勝ではインドのデサイーに対して力強いドライブ攻撃で勝利を収めた。
21歳以下女子シングルスではP.ゾルヤ(ドイツ)がリン・イエ(シンガポール)を破り優勝。なお、日本勢では浜本由惟、加藤美優(ともにJOCエリートアカデミー)、平野がベスト8に入賞した。
■男子シングルス
優勝 許昕(中国)
■女子シングルス
優勝 胡麗梅(中国)
■男子ダブルス
優勝 趙彦来/徐賢徳(韓国)
■女子ダブルス
優勝 リ・ホチン/ヌグ・ウィンナム(香港)
※ベスト8 平野美宇・伊藤美誠(JOCエリートアカデミー/スターツSC)
■21歳以下男子シングルス
優勝 フロール(フランス)
■21歳以下女子シングルス
優勝 P.ゾルヤ(ドイツ)
※ベスト8 平野美宇(JOCエリートアカデミー)、加藤美優(JOCエリートアカデミー)、浜本由惟(JOCエリートアカデミー)
今大会の記録は、国際卓球連盟(ITTF)、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp