4月2~6日、アルメリア(スペイン)でITTFワールドツアー・スペインオープンが開催され、女子シングルスで平野美宇(JOCエリートアカデミー)が決勝に進出、女子ダブルスでは平野美宇/伊藤美誠(JOCエリートアカデミー/スターツSC)が2大会連続の優勝という快挙を達成。男子シングルスでも森薗政崇(明治大)が決勝に進出し2位の好成績を収めた。
男子シングルスではドリンコール(イングランド)がワールドツアー初優勝を飾った。決勝では先輩の高木和(東京アート)、好調のウォン・チュンティン(香港)ら格上の選手を破り決勝に進出した森薗と対戦。森薗は俊敏なフットワークと速攻で攻めたが一歩及ばなかった。3位には準決勝でドリンコールに敗れた村松(JOCエリートアカデミー/帝京)とウォン・チュンティンが入った。
女子シングルスではスウェーデンのリ・フェンが初優勝を飾った。決勝の対戦相手となった平野美宇は2回戦で先日ドイツオープンで初優勝を飾ったシャン(ドイツ)を破ると、エクホルム(スウェーデン)、フ(トルコ)、ヴィンター(ドイツ)と格上を連破したが、台から距離をとってプレーするリを攻めきれずに惜しくも2位に終わった。3位には平野に敗れたヴィンターとフー(ポルトガル)が入った。
男子ダブルスは唐鵬/ウォン・チュンティン(香港)が初優勝。決勝で江宏傑/黄聖盛(中華台北)をゲームオールの末に押さえ3対2で勝利。3位には松平賢二・高木和(協和発酵キリン・東京アート)とリー/ワン(トルコ)が入った。
女子ダブルスでは、前週に行われたドイツオープンで史上最年少優勝を飾った平野美宇/伊藤美誠が2大会連続の優勝という快挙を達成。決勝ではリュウ・ジャ/バチェノフスカ(オーストリア/チェコ)というヨーロッパのベテランペアをゲームオールジュースの末に破り優勝。3位にはバラジョバ/マテロバ(スロバキア/チェコ)とリ・ジャオ/リ・ジエ(オランダ)が入った。
21歳以下男子シングルスではロレンツ(フランス)が決勝でドゥーダ(ドイツ)を破り初優勝。3位にはアシャール(フランス)、林兆恒(中華台北)が入った。三部(青森山田高)、酒井(JOCエリートアカデミー/帝京)は準々決勝で敗れベスト8。
21歳以下女子シングルスではポルカノバ(オーストリア)が決勝でエアランド(オランダ)を破り初優勝。3位にはマダラズ(ハンガリー)と浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)が入った。
■男子シングルス
優勝 ドリンコール(イングランド)
※2位 森薗政崇(明治大)、3位 村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)、ベスト8 高木和卓(東京アート)
■女子シングルス
優勝 リ・フェン(スウェーデン)
※2位 平野美宇(JOCエリートアカデミー)、ベスト8 石垣優香(日本生命)
■男子ダブルス
優勝 唐鵬/ウォン・チュンティン(香港)
※3位 松平賢二/高木和卓(協和発酵キリン/東京アート)
■女子ダブルス
優勝 平野美宇/伊藤美誠(JOCエリートアカデミー/スターツSC)
■21歳以下男子シングルス
優勝 ロレンツ(フランス)
※ベスト8 三部航平(青森山田高)、酒井明日翔(JOCエリートアカデミー/帝京)
■21歳以下女子シングルス
優勝 ポルカノバ
※3位 浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)、ベスト8 伊藤美誠(スターツSC)、森さくら(昇陽高)、前田美優(希望が丘高)
今大会の記録は、国際卓球連盟(ITTF)、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp