11月5~9日までエカテリンブルグ(ロシア)でITTFワールドツアー・ロシアオープンが開催された。男子シングルスで丹羽孝希(明治大)、女子シングルスで石川佳純(全農)が優勝するなど6種目中5種目で日本選手が優勝を飾る好成績を収めた。
丹羽は準決勝で水谷隼(beacon.LAB)にストレートで勝利すると、決勝は準決勝でオフチャロフ(ドイツ)を破って決勝に進出したドリンコール(イングランド)に4対1で勝利を収め、ワールドツアーの男子シングルスで初優勝を成し遂げた。
女子シングルスは石川が日本人選手を連破して頂点に立った。森薗美咲(日立化成)、早田ひな(石田卓球クラブ)ら日本勢を完封して勝ち進むと、決勝では福原愛(ANA)に1対3の劣勢から逆転勝利。最後は息詰まるシーソーゲームをものして勝利をつかんだ。
男子ダブルスは準決勝で森薗政崇/三部航平(明治大/青森山田高)を破った唐鵬/ウォン・チュンティン(香港)が優勝。日本勢では森薗/三部のほか、松平健太/丹羽(JTB/明治大)が3位に入賞した。
女子ダブルスでは平野早矢香/石川(ミキハウス/全農)が決勝で前田美優/佐藤瞳(希望が丘高/札幌大谷高)との日本人対決を制して優勝。日本代表の主軸として活躍する2人がその強さを発揮した。
21歳以下男子シングルスでは大島祐哉(早稲田大)がツアー初優勝を果たした。決勝トーナメントで酒井明日翔(JOCエリートアカデミー)らを破ると、決勝ではインドのグナナセカランに完封勝利して栄冠をつかんだ。
21歳以下女子シングルスでは平野美宇(JOCエリートアカデミー)が優勝。早田、加藤美優(JOCエリートアカデミー)といった同世代の日本人選手に勝利し、決勝では第1シードのP.ゾルヤ(ドイツ)に勝利して優勝を飾った。
■男子シングルス
優勝 丹羽孝希(明治大)
*3位 水谷隼(beacon.LAB)
■女子シングルス
優勝 石川佳純(全農)
*2位 福原愛(ANA) 3位 早田ひな(石田卓球クラブ)
■男子ダブルス
優勝 唐鵬/黄鎮廷(香港)
*3位 森薗政崇/三部航平(明治大/青森山田高) 松平健太/丹羽孝希(JTB/明治大)
■女子ダブルス
優勝 平野早矢香/石川佳純(ミキハウス/全農)
*2位 前田美優/佐藤瞳(希望が丘高/札幌大谷高)
■21歳以下男子シングルス
優勝 大島祐哉(早稲田大)
*3位 吉村真晴(愛知工業大)
■21歳以下女子シングルス
優勝 平野美宇(JOCエリートアカデミー)
*3位 佐藤瞳(札幌大谷高) 加藤美優(JOCエリートアカデミー)
今大会の記録は、国際卓球連盟(ITTF)、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp