11月12~16日にストックホルム(スウェーデン)でITTFワールドツアー・スウェーデンオープンが開催された。男女シングルス、ダブルスで中国勢が頂点に立つ中、21歳以下シングルスでは吉田雅己(愛知工業大)、佐藤瞳(札幌大谷高)が優勝を飾った。
男子シングルスは樊振東(中国)が閻安、王皓、方博と中国勢との同士打ちを制して、2月のクウェートオープン以来4度目のワールドツアー優勝を果たした。日本勢では丹羽孝希(明治大)、松平健太(JTB)、岸川聖也(ファースト)らが出場したが、上位進出はならなかった。
女子シングルスは朱雨玲(中国)が優勝。準々決勝で石川佳純(全農)とのゲームオールの接戦を制すると、準決勝、決勝はハン(ドイツ)、劉詩雯(中国)にストレートで勝利。樊振東と同じく、クウェートオープン以来、ワールドツアー2度目の優勝になった。日本勢では石川のほか、福原愛(ANA)がベスト8に入賞した。
男子ダブルスでは王皓/閻安(中国)が優勝。森薗政崇/大島祐哉(明治大/早稲田大)らに勝利して決勝に駒を進めると、最後は樊振東/許昕(中国)とフルゲームの激戦に勝利して頂点をつかんだ。日本勢では坪井勇磨/吉村和弘(青森山田高/野田学園高)の高校生ペアがベスト8に進出した。
女子ダブルスはシングルスの決勝を争った劉詩雯/朱雨玲(中国)が優勝。決勝では胡麗梅/武楊(中国)カットペアを破った。第2シードとして出場した平野美宇/伊藤美誠(JOCエリートアカデミー/スターツSC)は準決勝で胡麗梅/武楊に敗れたものの3位入賞を果たした。
21歳以下男子シングルスでは吉田が優勝。金東賢(韓国)、ホ・カンキ(香港)らに勝利すると、決勝はゴーシュ(インド)をゲームオールの末に破った。ゲームを先行される厳しい戦いになったが、見事に逆転で優勝を決めた。
21歳以下女子シングルスでは佐藤が6月の韓国オープンに続く2度目の優勝を飾った。決勝は先週のロシアオープンに続いて優勝を狙った平野にストレート勝ちを収めた。2位の平野は先週に続いて決勝進出。3位には前田美優(希望が丘高)が入賞した。
■男子シングルス
優勝 樊振東(中国)
■女子シングルス
優勝 朱雨玲(中国)
*ベスト8 福原愛(ANA) 石川佳純(全農)
■男子ダブルス
優勝 王皓/閻安(中国)
*ベスト8 坪井勇磨/吉村和弘(青森山田高/野田学園高)
■女子ダブルス
優勝 劉詩雯/朱雨玲(中国)
*ベスト8 平野美宇/伊藤美誠(JOCエリートアカデミー/スターツSC)
■21歳以下男子シングルス
優勝 吉田雅己(愛知工業大)
■21歳以下女子シングルス
優勝 佐藤瞳(札幌大谷高)
*2位 平野美宇(JOCエリートアカデミー) 3位 前田美優(希望が丘高)
今大会の記録は、国際卓球連盟(ITTF)、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp