5月19~23日、ITTFワールドツアーがザグレブ(クロアチア)で開催され、日本の吉村真晴(愛知工業大)が男子シングルスで優勝、森薗政崇/大島祐哉(明治大/早稲田大)が男子ダブルスで優勝を果たした。
吉村は李尚洙(韓国)らを破ると、決勝は譚瑞午(クロアチア)と対戦。試合中盤までは一進一退の攻防が続いたが、1対2とリードを許した第4ゲーム以降は吉村がサービスからの展開で得点を重ねて、逆転勝利。3月に行われたスペインオープンに続き、ワールドツアー2勝目を挙げた。
女子シングルスは崔ヒョジュ(韓国)がワールドツアー初優勝を果たした。崔は予選リーグから勝ち上がり、決勝トーナメントでも伊藤美誠(スターツSC)らを破って決勝に進出。シャン(ドイツ)との決勝では終始、ゲームをリードする展開で頂点に立った。日本勢では伊藤が3位に入賞を果たした。
男子ダブルスは、森薗/大島ペアが1ゲームも落とさずにトーナメントを勝ち抜く圧倒的な強さを見せた。決勝でも試合の主導権を握り続け、趙彦来/金東賢(韓国)ペアをストレートで下した。
女子ダブルスは、田志希/梁夏銀(韓国)が優勝。準決勝の接戦を切り抜けると、決勝は崔ヒョジュ/鄭有美(韓国)との同士打ちにストレートで勝利した。
21歳以下男子シングルスではディヤス(ポーランド)が初優勝。ドゥーダ(ドイツ)との決勝はリードを許す展開が続いたが、ゲームオールジュースの接戦を制した。日本勢では大島が3位に入賞した。
21歳以下女子シングルスでは崔が優勝。早田ひな(石田卓球クラブ)、佐藤瞳(札幌大谷高)らを破って女子シングルスと併せて2冠を達成した。佐藤は決勝で崔にゲームオールの末に敗れて2位となった。このほか、日本勢では浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)が3位に入賞。ベスト8に早田が入賞した。
■男子シングルス
優勝 吉村真晴(愛知工業大)
■女子シングルス
優勝 崔ヒョジュ(韓国)
*3位 伊藤美誠(スターツSC)
■男子ダブルス
優勝 森薗政崇/大島祐哉(明治大/早稲田大)
■女子ダブルス
優勝 田志希/梁夏銀(韓国)
■21最以下男子シングルス
優勝 ディヤス(ポーランド)
*3位 大島祐哉(早稲田大)
■21歳以下女子シングルス
優勝 崔ヒョジュ(韓国)
*2位 佐藤瞳(札幌大谷高) 3位 浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園) ベスト8 早田ひな(石田卓球クラブ)
今大会の記録は、国際卓球連盟(ITTF)、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp