3月16~20日にITTFワールドツアー・クウェートオープンが開催された。男子シングルスでは張継科(中国)がワールドツアー通算6度目の優勝を飾った。
張継科は準々決勝でオフチャロフ(ドイツ)とのゲームオールの激戦を制すと、準決勝では樊振東(中国)との同士打ちに勝利して決勝に進出を果たした。決勝は国際大会の対戦成績で4勝10敗と分が悪い馬龍(中国)との対戦。苦戦も予想されたが、競り合いでの強さを見せて4対1で勝利し、2013年のクウェートオープン以来、3年ぶりにツワールドツアーのタイトルを手にした。
このほか、日本選手では水谷隼(beacon.LAB)が男子シングルスでベスト8まで勝ち進んだ。準々決勝の許昕(中国)戦はゲームオールまでもつれ、最終ゲームは10-4とリードをしたが、あと1点を奪うことができずベスト4進出とはならなかった。女子シングルスでは石川佳純(全農)がベスト4に進出。準決勝では世界卓球クアラルンプール大会に続いて李暁霞(中国)と対戦したが、1対4で敗戦を喫した。女子ダブルスでは福原/伊藤(ANA/スターツSC)が第2シードの杜凱琹/帖雅娜(香港)を破り、ベスト4に進出した。また、21歳以下女子シングルスでは早田ひな(石田卓球クラブ)が準決勝で平野美宇(JOCエリートアカデミー)、決勝で橋本帆乃香(四天王寺高)と日本選手を連破して、優勝を飾った。
そのほかの結果は以下の通り。
■男子シングルス
優勝 張継科(中国)
*ベスト8 水谷隼(beacon.LAB)
■女子シングルス
優勝 李暁霞(中国)
*ベスト4 石川佳純(全農)
■男子ダブルス
優勝 許昕/張継科(中国)
■女子ダブルス
優勝 丁寧/劉詩雯(中国)
*3位 福原愛/伊藤美誠(ANA/スターツSC)
■21歳以下男子シングルス
優勝 カルデラーノ(ブラジル)
*ベスト8 及川瑞基(青森山田高)
■21歳以下女子シングルス
優勝 早田ひな(石田卓球クラブ)
*2位 橋本帆乃香(四天王寺高) 3位 平野美宇(JOCエリートアカデミー) ベスト8 森さくら(日本生命)
今大会の記録は、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp