6月1~5日にITTFワールドツアー・スロベニアオープンが開催され、男子シングルスで水谷隼(beacon.LAB)がワールドツアー通算7度目の優勝を果たした。
水谷は準々決勝で村松雄斗(東京アート)に勝利するなど、第1シードとして順当に勝ち進むと、準決勝では昨週のクロアチアオープンで敗れた朱世爀(韓国)と対戦。1対3とリードされる展開が続き苦しい試合となったが、ここから驚異的な粘りで巻き返し、ゲームオールジュースの激闘の末に勝利して、リベンジを果たした。迎えた決勝は荘智淵との一戦。この試合も2対3とリードされる展開になったが、勝負どころでの果敢な攻撃で得点を挙げて逆転勝ち。接戦の連続を制して、ワールドツアー7度目の優勝を手にした。なお、日本選手では村松のほか、張本智和(JOCエリートアカデミー)がベスト8進出を果たした。
女子シングルスは馮天薇(シンガポール)が優勝。日本勢では石川佳純(全農)と福原愛(ANA)がベスト4に進出するも、石川が田志希(韓国)に3対4、福原が馮天薇に1対4でそれぞれ敗れ決勝進出とはならなかった。女子シングルスではこのほか、佐藤瞳(ミキハウス)がベスト8に入った。
21歳以下男子シングルスではジェラウド(ポルトガル)が優勝。日本勢では木造勇人(愛工大名電高)、龍崎東寅(JOCエリートアカデミー/帝京)がベスト4に入賞した。
21歳以下女子シングルスは、佐藤が優勝。佐藤は昨週のクロアチアオープンの女子シングルス優勝に続くタイトル獲得となった。2位には浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)、ベスト8には前田美優(日本生命)、長崎美柚(JOCエリートアカデミー)、森さくら(日本生命)が入賞した。
そのほかの結果は以下の通り。
■男子シングルス
優勝 水谷隼(beacon.LAB)
*ベスト8 村松雄斗(東京アート)、張本智和(JOCエリートアカデミー)
■女子シングルス
優勝 馮天薇(シンガポール)
*ベスト4 石川佳純(全農)、福原愛(ANA) ベスト8 佐藤瞳(ミキハウス)
■男子ダブルス
優勝 何鈞傑/黄鎮廷(香港)
■女子ダブルス
優勝 ドルギフ/ミハイロワ(ロシア)
■21歳以下男子シングルス
優勝 ジェラウド(ポルトガル)
*ベスト4 木造勇人(愛工大名電高)、龍崎東寅(JOCエリートアカデミー/帝京)
■21歳以下女子シングルス
優勝 佐藤瞳(ミキハウス)
*2位 浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園) ベスト8 前田美優(日本生命)、長崎美柚(JOCエリートアカデミー)、森さくら(日本生命)
今大会の記録は日本卓球協会、国際卓球連盟のホームページに掲載されています。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com