5月4日~5、19~21日にかけて所沢市民体育館(埼玉)、港区スポーツセンター(東京)で平成29年度春季関東学生1・2部リーグ戦が開催された。男子1部は専修大、女子1部は中央大、男子2部は埼玉工業大、女子2部は青山学院大が優勝を果たした。
【男子1部】専修大が3シーズンぶり29回目の優勝
専修大は3シーズン(1年半)ぶり29回目の優勝。6勝0敗とシングルス全勝の活躍を見せた及川が殊勲賞、優秀選手賞の2冠を獲得。及川は最終戦の筑波大でも5番で勝利を収め、チームの全勝優勝を決めた。及川のほか、田添健汰/郡山は要のダブルスで全勝し、最優秀ペアー賞を獲得した。
■専修大・高宮啓監督のコメント
全勝で終われて本当にうれしいです。リーグ前半の2つの試合(日本大戦、中央大戦)で4対3と接戦を制したことが大きかったですね。なかなか自分の思うようなプレーができない選手が多い中、チームとして勝ち切れたことで、次の試合に向けて高いモチベーションで臨むことができました。
前半戦から後半戦は日にちが空きましたが、各選手が対戦相手を想定した練習に取り組むことができました。後半戦に向けてはオーダーもある程度決めていて、そうした中で練習できたことも良かったと思います。オーダーは戦う姿勢を見せたいと思っていて、エースの田添健汰を後半に下げずに1番で起用し続けるなど、あまり変えずに戦いました。それが4-0や4-1という結果につながったと思います。
春季リーグ、インカレ(全日本大学総合選手権大会)、秋季リーグのうち、春季リーグをとれたので、インカレと秋季リーグを優勝できるように課題を見つめ直して優勝できるように取り組んでいきます。
■殊勲賞・及川瑞基のコメント
リーグ戦は大学の中でも大事な試合で、ここを目指して練習してきたので優勝できてうれしいです。リーグ戦を振り返ると、1、2試合目は接戦となったのですが、そこで試合の組み立てや、流れを読んで自分のペースに持ち込むことができた点が良かったと思います。チームとしてもリーグの前半で流れをつかめたし、個人としても流れをつかむことができました。インカレ、秋季リーグもとってグランドスラムを達成したいです。
【女子1部】中央大が12シーズンぶり25回目の優勝
中央大が12シーズン(6年ぶり)25回目の優勝を果たした。主将でエースの山本はシングルスで7戦全勝するなど、単複でチームをけん引した。2年生の森田は早稲田大戦で阿部、専修大戦で枝松を破るなど、優勝がかかった大事な試合で得点を挙げて殊勲賞を獲得した。
【2部リーグ戦】埼玉工業大と青山学院大が優勝!
2部リーグ戦では男子は埼玉工業大、女子は青山学院大が優勝を果たし、1部昇格を決めた。埼玉工業大は殊勲賞を獲得した千葉を中心に戦い、1部復帰を果たした。青山学院大は5試合で失ったゲーム数はわずかに3と、強さを見せて1部昇格を決めた。1年生の三條は殊勲賞の活躍を見せて、チームの優勝に貢献した。