10月31日~11月4日までITTFワールドツアー・ベルギーオープンが開催された。日本勢は女子シングルスで芝田(ミキハウス)、女子ダブルスで橋本/佐藤(ミキハウス)、21歳以下男子シングルスで戸上(野田学園高)が優勝。3種目で頂点に立った。
男子シングルスは林鐘勳(韓国)が優勝。第2シードのバルター(ドイツ)らを破って決勝に勝ち進むと、決勝では髙見(愛工大名電高)を4対1で破り頂点に立った。髙見は格上のデューダ(ドイツ)や宇田(JOCエリートアカデミー/大原学園)との同士打ちを制したが惜しくもタイトル獲得を逃した。このほか、日本勢では宇田がベスト4に入賞。宇田は第1シードのアポロニア(ポルトガル)、フランチスカ(ドイツ)と強敵を破って4強に勝ち進んだ。
女子シングルスはベスト4に3人の日本選手が勝ち残った中、芝田がトーナメントを制した。芝田は準決勝で佐藤(ミキハウス)をストレートで破ると、決勝ではミハイロワ(ロシア)に4対1で勝利。カット主戦型の選手を連破して同種目で2度目のツアータイトルを獲得した。このほか、日本勢ではベスト4に佐藤、浜本(日本生命)が入賞。ベスト8には橋本(ミキハウス)が入賞した。
男子ダブルスはフランチスカ/バルター(ドイツ)が優勝。準々決勝、準決勝とゲームオールの接戦を勝ち上がると、決勝ではドボース/ニュイティンク(ベルギー)を破った。日本勢では髙見/田中(愛工大名電高)がベスト8に入った。
女子ダブルスは橋本/佐藤が5度目のワールドツアー優勝を果たした。第1シードの橋本/佐藤は順当に勝ち進むと、決勝で李ジオン/宋マウン(韓国)に勝利。2ゲームを連取した後に追いつかれる嫌な展開だったが韓国ペアの追い上げを振り切って頂点をつかんだ。
21歳以下男子シングルスは戸上が強敵を連破して頂点に輝いた。戸上はベスト8決定戦で髙見との同士打ちを制すると、準決勝では第1シードの林兆恒(香港)に3対1で勝利してファイナルの舞台へ駒を進めた。決勝では男子シングルスで敗れた呉柏男(香港)をストレートで破り、見事タイトルを獲得した。このほか、ベスト4には田中(愛工大名電高)、ベスト8には宇田が入賞した。21歳以下女子シングルスは李昱諄(中華台北)が決勝で李ジオンをゲームカウント3対1で破り、頂点に立った。
各種目の主な結果は以下の通り。
■男子シングルス
優勝:林鐘勳(韓国)
*2位:髙見(愛工大名電高)、3位:宇田(JOCエリートアカデミー/大原学園)
■女子シングルス
優勝:芝田(ミキハウス)
*3位:佐藤(ミキハウス)、浜本(日本生命)、ベスト8:橋本(ミキハウス)
■男子ダブルス
優勝:フランチスカ/バルター(ドイツ)
*ベスト8:髙見/田中(愛工大名電高)
■女子ダブルス
優勝:橋本/佐藤(ミキハウス)
■21歳以下男子シングルス
優勝:戸上(野田学園高)
*3位:田中(愛工大名電高)、ベスト8:宇田(JOCエリートアカデミー/大原学園)
■21歳以下女子シングルス
優勝:李昱諄(中華台北)
今大会の記録は日本卓球協会、国際卓球連盟のホームページに掲載されています。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com