2月7日、渋谷DAIA(東京)で一般社団法人Tリーグが記者会見を開き、リーグの理念やロゴマーク、2018-2019シーズンの参加チームを発表した。
同会見では藤重貞慶理事長がリーグの理念として「世界No.1の卓球リーグを実現する」「卓球のスポーツビジネス価値を高める」「卓球を通じて人生を豊かにする」という3つを挙げた。このほか、世界のトップ選手をはじめ、誰もが参加できる地域密着型のリーグシステムをつくること、トップ選手が戦うTプレミアをはじめ、T1、T2、T3といったように階層的な競技システムをつくることをコンセプトとして掲げた。
理念の発表の後にはロゴマークがお披露目された。ロゴマークはラケットのブレードをモチーフに作成され、武器(道具)が持つ力強さを表現している。また、ロゴのカラーにはゴールドを使用し、世界ナンバーワンのリーグを表現している。
松下浩二専務理事からは、2018-2019シーズンの参加チームの発表があり、男子は木下グループ(東京)、チーム岡山(岡山)、チームさいたま(埼玉)、琉球アスティーダ(沖縄)の4チーム、女子は木下グループ(神奈川)、トップ名古屋(愛知)、日本生命(大阪)、日本ペイントホールディングス(大阪)の4チームのリーグ参戦が決定した(チーム名は現時点での仮称)。
その後はゲスト選手の早田ひな(日本生命)、丹羽孝希(スヴェンソン)、松下専務理事によるミニトークショーが行われた。早田は「ロゴマークを見て、卓球のラケットが思い浮かぶイメージだったので、このロゴを見たときに卓球のTリーグだと思ってもらえるように盛り上げていきたいです。会場に見に来ていただきたいというのが私の一番の思いです」とTリーグへの思いを話した。丹羽は「Tリーグができるのは楽しみにしていましたし、国内で世界のトップ選手と戦う機会は今まであまりなかったので楽しみです。卓球は近くで見ると、ボールのスピードも速く、迫力があるので初めて見る人は衝撃を受けると思います。ぜひ会場に足を運んでほしいです」と、語った。
トークショーの中では、1月の全日本選手権大会で男子シングルス最年少優勝を果たした張本智和(JOCエリートアカデミー)からのビデオメッセージも届き、「Tリーグが始まるのは僕たちの世代にとってもうれしいです。僕自身も参加できたらもちろんプレーしたいです。Tリーグで卓球の面白さを知ってもらって日本の卓球がもっと盛り上がってくれたら最高です」と話した。
Tリーグは今年の10月から開催される予定だ。リーグの概要は下記の通りとなっている。
<Tリーグ 2018-2019シーズン>
リーグ数:男・女、1つずつのリーグ
チーム数:男女それぞれ4チーム、合計8チーム
選手数:各チーム6名以上
開催期間:2018年10月~2019年3月
リーグ戦方式:ホーム&アウェイ、及びセントラル方式
試合数:7回戦総当たり、各チームがシーズン21試合を戦う
試合形式:未定(オリンピックや世界選手権の団体戦の方式を検討中)
優勝決定方法:リーグ戦の上位2チームがファイナルを行い、優勝チームを決定(ファイナルは2019年3月に開催予定)
*有力選手が出場しやすいよう、ワールドツアー、世界選手権、全日本選手権との重複がないように日程を考慮する
*上記については変更になる場合がある