今夏の全国中学校体育大会が中止されることが4月28日、正式に発表された。卓球競技は8月21~24日に静岡県袋井市で開催される予定だったが、中止となった。
中止の報を受け、愛工大名電中学校の真田浩二監督はこう述べた。
「全中は中学生が1番の目標に掲げて、没頭する大会です。中には、夏の大会が終わると抜け殻になってしまう選手もいるのではないでしょうか!? それだけ、情熱を注ぎ込める大会が中止になることは、選手の気持ちを考えると、非常に胸が苦しく、涙が出ました。
また、3年生にとって最後の大会がなくなってしまうことは、どこでラインを引いて、次に進めばよいのか悩んでいる選手も多いのではないでしょうか!? 今は次に向けての準備期間です。乗り越えましょう!!
今、練習できずにつらい思いをしている人がたくさんいると思いますが、この日々の積み重ねが、この先の人生に、必ず大きな力となることを信じましょう。
また、世界中でもっと苦しんで耐えている人がいます。医療従事者が最前線で戦ってくれています。今は、健康であることに感謝して、平凡な1日の中に、幸せを見つけることが、私たちにできることだと思います。
今こそ、『ありがとう!』をたくさん発信していきましょう!!」
愛工大名電中学校は昨年の全中男子団体で優勝。12回目の優勝を遂げていた。