東京2020パラリンピック競技大会日本代表推薦選手が、日本肢体不自由者卓球協会および日本知的障がい者卓球連盟より発表された。
男子クラス7
八木克勝 やぎかつよし
(モルガン・スタンレー・グループ株式会社/世界ランキング8位)
男子クラス9
岩渕幸洋 いわぶちこうよう
(協和キリン株式会社/世界ランキング3位)
男子クラス11
竹守彪 たけもりたけし
(TOMAX/世界ランキング7位)
男子クラス11
浅野俊 あさのたかし
(PIA株式会社/世界ランキング9位)
※ITTFの定めるクラス分けテスト開催大会への出場並びにテスト受講が条件
女子クラス11
古川佳奈美 ふるかわかなみ
(博多卓球クラブ/(株)えん・コミュニケーションズ/世界ランキング5位)
上記の5選手はいずれも世界ランキング枠の規程を満たした。なお、今回は推薦選手の発表であり、代表選手の決定はJPC(日本パラリンピック委員会)の承認後となる。また、昨年のアジア選手権大会でセンセーショナルな初出場初優勝を果たした浅野俊に関しては、ITTFの定めるクラス分けテスト開催大会(2020年12月のコスタリカオープンとなる予定)への出場並びにテスト受講が条件となっている。これらを経て決定すれば、男子クラス9の岩渕幸洋、男子クラス11の竹守彪は2016年リオデジャネイロパラリンピックに続き2度目のパラリンピック、男子クラス7の八木克勝、男子クラス11の浅野俊、女子クラス11の古川佳奈美は初のパラリンピックとなる。
また、この5選手のほかにも、日本選手が東京パラリンピックに出場する可能性がある。
まずは世界ランキング枠でキャンセルが出た場合だ。キャンセルが出た場合の繰り上げ出場候補として国際卓球連盟(ITTF)がリストに挙げた日本選手は、男子クラス11の加藤耕也、女子クラス3の茶田ゆきみ、女子クラス5の別所キミヱ、女子クラス8の友野有理、女子クラス11の伊藤槙紀の5名。繰り上げ出場となった場合は8月17日にITTFから通知されることになっている。
また、世界予選の優勝者にも出場権が与えられる。世界予選は2021年4月10~12日に開催予定で、各クラスとも1名(優勝者)がパラリンピック出場権を得る。世界予選には別所キミヱ、男子クラス3の吉田信一ら10名ほどの日本選手が参加の意向を示している。
このほか、バイパルタイト委員会の招待枠が適用される可能性も残されている。