株式会社タマスでは、新入社員の採用活動を行っています。
「興味はあるけど、どんな会社なんだろう?」「どんな仕事があるんだろう?」「どんな人材が求められているんだろう?」そうした皆さまのさまざまな疑問に、株式会社タマス代表取締役社長の大澤卓子がお答えします。
「卓球に携わる仕事がしたい」「タマスで働いてみたい」とお考えの方はぜひご一読ください。
(※このページの下部に動画も掲載しています)
バタフライの魅力とは?
総務部採用担当 柴田光明(以下、柴田) このインタビューでは、バタフライに興味のある学生や社会人の皆さまに向けて、会社の特徴や採用にかける思い、バタフライの夢について株式会社タマス代表取締役社長の大澤卓子のメッセージをお届けしたいと思います。
それでは早速、質問させてください。大澤さんが考えるバタフライの魅力とは何でしょうか?
代表取締役社長 大澤卓子(以下、大澤) バタフライはメーカー(製造業)ですので、いろいろな職種があるところが1つの大きな特徴だと思います。
例えば、研究もあれば生産、営業、広告宣伝の仕事もありますし、総務や経理の仕事、管理部門も含めて、いろいろな職種があることがバタフライの1つの魅力だと思っています。
昨年、柴田さんが作ってくださった採用サイトでもそのことに触れてくださいましたよね。
柴田 採用サイトでは、バタフライの仕事を「作る」「売る」「広める」「支える」の4つのカテゴリーで表現させていただきました。
大澤 そういう形でいろいろな仕事があるということはバタフライの魅力だと思います。
柴田 確かにバタフライにはいろいろな仕事がありますね。それでは、バタフライにしかない特徴は何でしょうか?
大澤 やはり、研究開発施設と生産施設を併設している数少ない卓球メーカーの1つだということが、バタフライの魅力の1つ、特徴の1つだと思っています。
柴田 バタフライは海外市場にも力を入れていると思いますが、その点はいかがですか?
大澤 今、バタフライの製品は198の国と地域の人たちにお届けしていますが、海外子会社は合弁会社を含めて4社抱えています。また、各国の販売店の皆さまとも交流をしながら製品をお届けしています。
私は30歳ぐらいまではパスポート自体も持っておらず、それまでは日本の文化にしか触れてきませんでした。そのような30歳までを過ごしたので、世界の人たちとコミュニケーションを取るのはなかなか大変なことの1つですが、今ではいろいろな国の方々と交流することがあって、時にはお酒を飲んだりして交流することも楽しみの1つになりました。
バタフライはどんな人材を求めているか?
柴田 採用試験の受験者の方で、学歴や卓球歴を気にされる方が多いのですが、大澤さんはその点をどのようにお考えですか?
大澤 それは、あまり気にしていません。
採用試験ですから、どのような経歴を持ってるのかを確認しないと、その人が歩んできた道がわからないので、エントリーシートには当然書いていただくことになります。しかし、そこは合否にはあまり影響しないので、気にしないで大丈夫です。実際、柴田さんも卓球経験はありませんでしたが、今、一生懸命仕事していただいてますからね。
柴田 それでは、大澤さんは受験者の方のどのような点を見ているのですか?
大澤 採用できる人数には限りがあります。その中でこうして改めて質問を受けて考えてみると、やはりうそをついたり、ごまかそうとしたり、取り繕ろおうとする人たちは気にしてチェックしている気がしますね。ポイントはやはり、素直な人かどうかでしょうか。この点はとても重要視しています。
この他には、やはりタマスの事業活動や会社の理念に共感していただけるかどうかは大事なポイントだと思います。
私のモットーは「やらなければゼロ、やってみなければわからない」です。だから、行動に移すことを私はとても大事にしています。採用試験もぜひたくさんの方にチャレンジしてほしいと思います。
柴田 受験を検討されている方も知りたいことだと思いますが、大澤さんが考える「バタフライで活躍できる人」はどんな人だと思いますか?
大澤 よく面接でも聞かれることですが、なかなか難しい質問ですね。
私自身、子どもの頃から卓球しかやってこなかったので、勉強はあまりしてきませんでした。実は、卓球もあまり強くなれなくて、バタフライに入る直前の、高校を卒業する時には挫折感もありました。
だから、20代の頃は自分は努力しなければダメなんだと、自分を追い込んでいた時期がありました。ただ、バタフライに入って多くの方が「そんなに自分のことを追い詰めなくてもいいんだよ」というふうに、優しく、時には厳しく励ましてくださったおかげで、今このような形で仕事ができていると思っています。
ですから、学生時代の優秀さよりも、いろいろな出会いや環境に感謝して、自分のできるベストを尽くせるような人、そうした人がバタフライで活躍できるのではないかと思っています。
もう1つあるとすれば、好奇心は大事かもしれません。ちなみに、私も好奇心旺盛な方だと思いますが、いろいろなことに興味を持てないと、なかなかその仕事に深く入っていくことができないので、やはり好奇心旺盛であるということは、重要なことだと思います。いろいろなことにアンテナを張りながら自分のベストを尽くしていく、そういう人がバタフライで活躍できるのではないかと思います。
バタフライの採用にかける思い
柴田 ここからは大澤さんの採用にかける思いをお聞きしたいと思います。昨年、私が新しく採用担当になりましたが、そこで大澤さんの採用に対する熱い思いを感じました。採用試験を作る中で、大澤さんに「人任せにせずに、自分たちで作るんだ」と強く言われたことを今でも覚えています。
大澤 そうですね。よかれと思って柴田さんが考えてくれていたことは私も分かっていたので、ちょっと言い過ぎたかなと思うところはありますが、採用試験というものは、本当に大切なものだと思っていて、私も長く一生懸命取り組んできたところなんですよね。採用試験は、受験者の皆さんにとっても真剣勝負ですし、私も真剣勝負だと思って取り組んでいます。
柴田 数年前、私が学生だった時に、一次試験から大澤さんが(面接官として)出てこられたことにとても驚きました。
大澤 柴田さんの試験の時のこともよく覚えていますよ。柴田さんは論文試験ですごく上手に書いていただいて、10年以上、私が論文試験を作っていますが、柴田さんの論文は3本の指に入るくらい良い論文だったと思っています。
私は、採用試験では、その人の良いところをできるだけ探すようにしています。特に、面接の場合、すごく準備をしてきて上手にお話しされる方もいれば、すごく口が重い方もいらっしゃるんですよ。私は、そういう時にもあきらめずに、どんなことに興味があるのか、どんなことに一生懸命取り組んできたのかなどを深掘りするように心がけて面接しています。
すると、時々ですが、「私の面接でなければ、この人の良い面は見えなかったかもしれない」というような一面を見いだすことがあります。採用試験は一期一会ですし、採用がタマスの力になるので、私は採用試験には力を込めてやっています。
柴田 大澤さんのその熱意はどこから来ているんですか?
大澤 会社というのは「人」でできていますので、「人」が会社の質、仕事の質を高める重要なポイントになります。
立派な研究設備や生産設備、広告宣伝に使う高価な撮影機材など、いろいろな設備があっても、それらを使うのはやはり「人」で、「こうしたらもっとよくなる」というアイデアを出せるのはやはり「人」なんですよね。
柴田 それでは、最後に、今後のバタフライ、バタフライの夢についてお聞かせください。
大澤 2021年に私たちは「バタフライの約束」というメッセージを掲げて、企業活動をしています。社内でも社外でもまだまだ浸透しきれてないところがありますが、このメッセージは、「卓球という小さな井戸を深く掘り続ける」「選手を花にたとえるならば、私たちはその花に仕える蝶でありたい」という創業の理念を土台にして作ったものです。
さらに、"Open the world"という合言葉がありますが、この言葉には、卓球の強い弱いにかかわらず卓球を楽しむ人、卓球を愛する人すべてが選手にたとえられる花であり、バタフライはそこに登場する人たちの世界を広げるきっかけ作りや、人生を豊かにするお手伝いがしたいというメッセージを込めています。これからは卓球という小さな井戸をもっと大きな井戸にして、世界中の多くの人たちに卓球を通じて世界をもっと幸せにする活動をしていきます。
こうしたバタフライの思いに共感し、一緒に目標に向かって歩んでくださる学生さんや、社会人の皆さま方との出会いをお待ちしています。
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(まとめ=卓球レポート)