卓球の魅力を一人でも多くの人へ伝えるために、街を行き交う人々が卓球とふれ合える場を提供できないだろうか。この思いから、バタフライは街の片隅にスペースを借りて卓球台を設置し、行き交う人々に自由気ままに卓球を楽しんでもらう「まちたく」を企画。
第2回を、GREEN SPRINGS (グリーンスプリングス)で開催した。
※第1回まちたくの様子はこちら
今回のまちたく会場となったGREEN SPRINGSは、東京都西部、多摩地区きっての都市へと発展を遂げた立川市にある。JR立川駅の北口を出て、多摩モノレールの下を並走するように伸びるサンサンロードの街路樹をながめながら少し歩くと、左手にGREEN SPRINGSの洗練された建物群が見えてくる。
「心にもからだにも健康的なライフスタイルをテーマにしたウェルビーイング」をコンセプトにするGREEN SPRINGSは、ショップやレストラン、オフィス、多機能ホール、ホテルなどが緑と水が豊かな広場を囲むように立ち並ぶ複合施設だ。ショッピングを楽しむ人や愛犬を連れて広場をゆったり散策する人、仕事で忙しそうな人など、さまざまな目的の人たちが行き交う空間は、さながら一つの街のようでもある。
バタフライは、GREEN SPRINGS入り口のサウスゲートを上がってすぐの場所にあるTAKEOFF-SITE(テイクオフサイト)内に卓球台を設置し、自由気ままに卓球を楽しむ人たちをサポートした。
土日の2日間の実施だったが、前回同様、200名を超える人が立ち寄り、卓球と触れあった。
卓球をするのが初めてだというファミリーやカップルはもちろん、試験勉強の合間の息抜きに1人で来たという卓球部の中学生や強豪校でやり込んだ経歴を持つ女性、今日初めて会ったという知人グループ、近くに住むアメリカ人ファミリーなど、さまざまな人たちがラケットを手に取り、思い思いにラリーを楽しんでいた。
競技としての卓球はスリリングでダイナミックだが、その一方で老若男女が気軽に楽しめる間口の広さも卓球が持つ大きな魅力だ。多様なバックグラウンドを持つ人たちが一様に目を輝かせながら白球を追う姿に、そのことをあらためてかみしめる2日間だった。
【取材/まとめ=卓球レポート 協力/GREEN SPRINGS】