株式会社タマス（バタフライ）の新製品展示会「バタフライ ブランド フェア 2024 スプリング」が3月12～13日、東京流通センター（東京都大田区）で行われた。
会場は羽田空港と東京駅のどちらからのアクセスも良好とあって、全国から大勢のスポーツショップや卓球専門店の方々らが来場し、ずらっと展示されたラケット、ウエア、シューズなどの新製品の出来栄えを確認した。
今回もっとも注目を集めたのは、世界中で愛されるキャラクター"ミニオン"限定コレクションだ。
コラボグッズは全部で7アイテム。その中でも選手用ラケット4品番は多くの卓球ショップのスタッフが手に取り、打球感覚を確かめる姿が見られた。
『ミニオンJ』 細身で短めのグリップをイエローでカラーリング。
『ミニオン5』 適度な弾みと重量設計で振り抜きやすい。
『ミニオン CAF』 CAファイバーを搭載し、厚めの中板で威力が出やすい。
『ミニオン ALC』 トップ選手らが愛用する本格的な仕様。
そのほかの限定グッズは3アイテム。
『ミニオン・Tシャツ』は背面にケビンとスチュアートがラケットを持つシーンが印象的。
『ミニオン・ソックス』は全面がイエローで染められ、くるぶしにミニオンの目元をモチーフにしたデザイン。
『M-BTY吸着保護フィルム』はラケットの形にカットすると、まるでミニオンのようなシルエットに。
ミニオンの限定コレクションは数量に限りがあるため、ぜひ早めのチェックを！
2024春発売の新製品で関心を集めたのは、カット用モデル『ダイオード プロ』と木材5枚合板の攻撃用ラケット『ハッドロウ5』。ダイオード プロは振動特性が小さく、バランスよくカットがしやすい。ハッドロウ5は純木材のみで5.9mmという薄めの板厚ながら、程よい弾みと扱いやすさを両立し、中級以上の選手にお勧めのモデルだ。
アパレルコーナーでは今年の全日本卓球で披露された『エリスター11・シャツ』などのカラフルなゲームシャツ／ゲームパンツが展示された。
今回は軽量・幅広モデルの『レゾライン ビラータ』が発表されたこともあり、シューズが試し履きできるコーナーが用意された。
なお、今回展示された新製品は、随時、全国のショップの店頭に並んでいく予定だ。
今回の展示会は製品紹介だけでなく、バタフライの様々な取り組みが紹介された。
ラケットを生産する際には廃棄される材料が出てしまうが、それを再利用できないかという取り組みから生まれたのが「BTYウクレレ」だ。ウクレレメーカーと試行錯誤を重ね、ラケットの廃材がバタフライロゴをモチーフとしたウクレレに生まれ変わった（非売品）。
もう一つの活動は、広く卓球を知ってもらいたい、楽しんでもらいたいという思いから制作された絵本「ピンピンポンポン」。ピンポン玉がいろんな世界を冒険する物語をオノマトペで表現。さらに小野あつこさん（21代うたのおねえさん）の歌唱で「ピンピンポンポンの歌」の動画も披露した。
（まとめ＝卓球レポート）
