10月24日に行われた第3節が終了。今年の大改革の目玉として、過熱する入札制度に替わって採用された自由移籍制度が挙げられる。この制度に関して一番注目を集めたのが地元広東から山西に移籍した劉詩雯。第3節では劉詩雯擁する山西大土河・華東理工が古巣広東二沙とアウェーで対戦した。
山西チームは今年劉詩雯以外にも范瑛と饒静文の２人のナショナルチーム選手を獲得し、現在リーグ２位。この因縁の対決は３−０と山西チームの勝利となった。アウェーでも変わらない人気の劉詩雯だが、「超級は非常に商業性の強い大会なので、各自のクラブに尽力するだけです。私の家は広東にあるし、本籍も広東です。チームもコーチもすべて変わりました。以前のようにすぐ指導してもらえないので、試合中に自分で考えなければいけません」と環境の変化に対応していく難しさを語った。
また、山東魯能がホームで北京控股集団と対戦。山東が首位の座を守るには丁寧、郭炎を擁する北京が最大の難関となる。第4試合では観客が最も期待する金メダリスト李暁霞と銀メダリスト丁寧の対戦。結果は李暁霞が３−１でオリンピック後の初対戦に勝利を収め、山東が優勝に向けて1歩リードした。
この結果に「この対戦は高い注目をされていますが、私にとって相手は丁寧だけではない」とクールなコメントを残した。
男子は張継科擁する山東魯能が四川長虹に３−０で圧勝。張継科も個人成績５連勝と快調だ。これまで２連勝同士の渤海銀行・天津と上海金邁馳は、天津の郝帥が上海の許昕と王励勤から２点を奪ったものの、チームの勝利に及ばなかった。
中国超級リーグ チーム・選手一覧（PDF・日本語）
中国超級リーグ試合日程・結果（PDF・日本語）
第3節の結果は以下の通り。
＜男子＞
渤海銀行・天津 ２−３ 上海金邁馳
雷振華 -11,-6,-4 許昕○
○郝帥 8,9,-5,-9,5 王励勤
雷振華／胡彬 -13,-9 王励勤・尚坤○
○郝帥 9,-7,-5,7,5 許昕
胡彬 -9,4,-4 尚坤○
江蘇中超電䌫 ０−３ 寧波海天塑机
林晨 8,-2,-6,-6 閻安○
馬琳 -6,-9,7,-10 馬龍○
馬琳／陳杞 4,-8,-3 閻安／翟一鳴○
林晨 - 馬龍
陳杞 - 朱世爀
四川長虹 ０−３ 山東魯能
邱貽可 8,11,-4,-7,-4 方博○
許鋭鋒 -3,-9,-10 張継科○
許鋭鋒／チェン・ユック -10,-3 張超／方博○
邱貽可 - 張継科
朱霖峰 - 張超
霸州海潤 １−３ 八一熔盛重工
○崔慶磊 -10,4,14,6 周雨
程靖淇 -4,-1,-10 王皓○
程靖淇／翟超 -9,-7 周雨／尹航○
崔慶磊 --9,-6,11,-10 王皓○
翟超 - 尹航
＜女子＞
山東魯能 ３−１ 北京控股集団
陳夢 -7,-8,8,-8 丁寧○
○李暁霞 5,-10,6,10 郭炎
○陳夢／顧玉婷 6,9 李天一／盛丹丹
○李暁霞 -10,7,7,9 丁寧
顧若辰 - 盛丹丹
広東二沙 ０−３ 山西大土河・華東理工
楊揚 -6,6,-10,-6 劉詩雯○
王璇 -6,-3,-9 馮亜蘭○
周芳芳／徐潔 7,-6,-2 馮亜蘭／饒静文○
王璇 - 劉詩雯
周芳芳 - 范瑛
内蒙古銀行 ３−１ 大同雲岡・金地礦業
趙岩 -3,-7,-7 武楊○
○朱雨玲 5,-9,-8,8,5 李暁丹
○趙岩／朱朝暉 -8,7,4 李暁丹／李茜
○朱雨玲 10,10,8 武楊
張薔 - 馮天薇
大連新衡業・上方 ２−３ 八一冀中能源
○文佳 -12,7,5,7 郭躍
常晨晨 -7,9,-12,-4 木子○
○常晨晨／李佳炎 11,11 郭躍／曹臻
文佳 -3,-10,-4 木子○
李佳炎 9,-7,-3 曹臻○
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