成年は男子は青森県、女子は茨城県が優勝。少年は男子は青森県、女子は大阪府が優勝。
成年男子:青森県が2連覇達成
成年男子は青森県が2年連続3度目のV
|
成年男子は青森県が2連覇を達成した。昨年の優勝メンバーである大矢英俊と松平賢二に張一博を加えて隙のない陣を敷いた。準決勝と決勝は大矢が星を落としたが、単複に出場した松平と張がラリー戦で気迫溢れるプレーを見せて他チームを圧倒した。
2位は京都府。予選リーグで宮城県との接戦を制すと、準決勝で神奈川県を完封。決勝は笠原が得意の両ハンド攻撃で大矢からポイントを挙げるなど、各選手とも強気の攻撃が光った。
また、3位には神奈川県と山口県が入賞した。
松平賢二が動きの良さを見せた |
後半に控えた張が決勝点
|
京都は笠原が青森から一矢報いた
|
成年女子:茨城が2連覇
成年女子は茨城県が2年連続2度目の優勝
|
成年女子は前回優勝の茨城県が2連覇を果たした。茨城県はエースの王輝が準々決勝から3試合続けて失点するまさかの展開。しかし、世界卓球2009横浜代表の藤沼が前半で確実に得点して、後半に控えた馮暁雲がきっちりと締めた。
2位は宮城県。石垣と照井の2枚看板が安定したプレーを見せた。石垣が決勝はで王とのカット対決で競り勝って、会場を沸かせた。
また、3位には静岡県と神奈川県が入賞した。
藤沼が前半で的確に得点 |
馮は全試合で決勝点
|
宮城県、石垣が王輝のカットを攻略
|
少年男子:青森県が13連覇
少年男子は青森県が13年連続14度目の栄冠
|
少年男子は青森県が見事に13連覇を達成した。松平健太、上田仁、丹羽孝希という世界卓球2009横浜代表をズラリと3人そろえた。吉田監督が「これで負けるわけにはいかない」と語るように、史上最強といえるメンバーで完勝した。
2位は福岡県。大激戦となった高知県との準々決勝を競り勝って、優勝した昭和61年度以来23年ぶりの決勝進出を果たした。
なお、3位には京都府と石川県が入った。
松平健太が圧倒的な速さを見せた |
上田は安定したプレーで勝利に貢献
|
丹羽孝希と松平健太の次世代エースコンビ
|
福岡県が23年ぶりの決勝進出
|
少年女子:大阪府が3連覇
少年女子は大阪府が3年連続12度目の優勝
|
少年女子は大阪府が3連覇を達成した。大エースの石川がシングルスでポイントを挙げて有利に試合を進めると、前半に登場した高校1年生の高橋も落ち着いた速攻で起用に答えた。
2位は高知県。インターハイ優勝メンバーをそろえた青森県を大接戦の末に下した。決勝もダブルスでポイントを挙げるなど、大会を通じて元気の良さが光った。
なお、3位には地元の新潟県と福岡県が入賞した。
石川が鋭い攻撃で圧勝 |
高橋が小気味よい強打で続いた
|
高知県が36年ぶりの決勝
|
今大会の模様は 11月号(10/20発売予定)に掲載予定。
現地取材班:兼吉秀洋(卓球レポート編集部)