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イングランドオープン 馬龍と郭炎が優勝 ~岸川聖也が3位入賞~

 ITTFプロツアー2009のイングランドオープンが10月28~11月1日、シェフィールドで開催され、男子シングルスは馬龍(中国)、女子シングルスは郭炎(中国)が優勝。

 男子シングルス決勝は馬龍と馬琳の中国対決となり、若手成長株の馬龍がベテラン馬琳をシャットアウト。今シーズン3勝目を挙げた。

 女子シングルス決勝は、劉詩文と郭炎の中国勢の同士打ち。郭炎が1−1から3ゲームを先取して優勝。実に2003年韓国オープン以来のツアー制覇となった。

 男子ダブルスは馬龍・王励勤((中国)が水谷隼・岸川聖也(明治大・スヴェンソン/スヴェンソン)をゲームオールの末に下した。水谷・岸川は2−0とリードしただけに中盤のゲームを連取されたのが悔やまれる。
 女子ダブルスは金?娥・朴美英(韓国)が常晨晨・郭炎(中国)に逆転勝利。見事に2戦続けてツアーを制した。
 
 日本勢は、男子シングルスで岸川聖也が大躍進。岸川は2回戦でベテラン陳衛星(オーストリア)に競り勝つと、続く3回戦で世界卓球2009横浜ベスト8の陳杞(中国)に逆転勝利して波に乗った。続く準々決勝で世界ランキング4位のティモ・ボル(ドイツ)に力強い両ハンドで競り勝って、2001年のツアー参戦以来、シングルスで初のベスト4入りを決めた。準決勝では北京オリンピック金メダリストの馬琳に敗れたが、世界トップ10を2名続けてなぎ倒す活躍を見せた。
 そのほか、水谷隼がベスト8入り。吉田海偉は3回戦で馬琳にゲームオール9本で競り負けた。
 女子シングルスは、福原愛(ANA)が3回戦に進出したが、世界ランキング9位の丁寧(中国)に敗れた。そのほかの選手は2回戦までに姿を消した。
 男子ダブルスは、前述の水谷隼・岸川聖也が惜しくも準優勝。女子ダブルスは平野早矢香・樋浦令子(ミキハウス)がベスト8に進出した。

 今大会の記録は、国際卓球連盟、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

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