男子シングルスの4回戦も、女子シングルスに続き、スーパーシード10選手が敗れるという展開となった。
注目を集めたのはオリンピック以来初の試合となる水谷。岸川とのダブルスで既に1試合をこなしていたが、昨年の決勝以来となる全日本の男子シングルスの舞台は特別なものだろう。水谷は今までよりも攻撃的な両ハンドで青木(愛知工業大)を圧倒。特にバックハンドは打球点も早く、ボールにも威力を増しているように感じた。
水谷同様、オリンピック代表として注目を集める岸川(スヴェンソン)、丹羽(青森山田高)も初戦をきっちりと突破した。また、前年度チャンピオンの吉村(愛知工業大)は高校生の上村(希望が丘高)を相手にミスが出たものの持ち前の攻めの卓球で4-2と退けた。
また、スーパーシードは、小野(協和発酵キリン)が上江洲(愛工大名電)に敗れたのをはじめ、松下(明治大)が軽部(シチズン)を、吉村(野田学園高)が久保田(シチズン)を破るなど、若手の活躍が目立つ。また、町(青森山田高)は有延(野田学園高)との同級生対決に敗れて初戦敗退となった。
今大会の詳しい情報・記録は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
記録ページ:http://www.jtta.or.jp/AJ/result2012/
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