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平成24年度全日本卓球選手権大会最終日④ 男子シングルス準決勝

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 2006年世界ジュニア選手権カイロ大会チャンピオンの松平と2011年世界ジュニア選手権マナマ大会チャンピオンの丹羽の新旧世界ジュニアチャンピオン対決。今大会では既にダブルスで優勝しているパートナーの2人だが、昨年の全日本でも対戦しており、前回は松平に軍配が上がっている。この試合では前回よりもラリーのスピード・精度が増しており、レベルの高い試合となった。両者とも強烈な台上バックハンドのレシーブからラリーを展開。バックハンドには定評のある松平だが、今大会ではフォアハンドドライブも素晴らしい。丹羽は速い打球点で振り抜く両ハンドで松平を攻め立てる。第1ゲームのジュースを丹羽が制すると、松平は丹羽のカウンターをさらに厳しいボールで返すなどスーパープレーを見せて、2ゲームを返す。しかし、とにかく思い切り振り抜く丹羽の攻撃が松平に襲いかかる。松平は下げられても中陣からバックハンドで打ち抜くなど見せ場をつくるが、丹羽が攻めきって昨年のリベンジを果たした。
 丹羽は初の決勝進出。水谷とは一昨年の全日本で対決しているが、その時は完膚なきまでに叩きのめされている。今回はどれだけ成長のあとを見せてくれるだろうか。
丹羽孝希(青森山田高) 14-12、8-11、8-11、11-8、11-8、11-7 松平健太(早稲田大)
 
 台に貼りついて回転量の多いスピードドライブで相手を振り回す大矢の卓球に対して、水谷は前陣で先にフォア側に振る、中陣からパワードライブをワイドに打ち込むなど多彩な攻めを見せる。大矢もすさまじいカウンターを見せるが、安定感で勝る水谷が3-1とリード。第5ゲームは10-9と大矢がマッチポイントを握るが、水谷の多彩なプレーの前にチャンスをものにできず、逆転されて3回目のベスト4に終わった。
 7度目の決勝に進出した水谷は後輩の丹羽を迎え撃つ。
水谷隼(beacon.LAB) 11-6、11-13、11-2、11-6、13-11 大矢英俊(東京アート)
 

 

今大会の詳しい情報・記録は日本卓球協会ホームページに掲載されています。

日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
記録ページ:http://www.jtta.or.jp/AJ/result2012/

 

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全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号(2月20日発売号)に掲載します。

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