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ホープス選抜大会 兵庫(男子)と静岡(女子)が優勝

 第10回全国ホープス選抜大会が3月29~31日、20年に一度の式年遷宮でにぎわう伊勢市にある三重県営三アリーナで開催された。
 今大会はオーダーに学年制限が設けられており、1番=3年生以上、2番=6年生以上、3番=5年生以上、4番=4年生以上、5番=6年生以上となっている。
 試合は予選リーグと決勝トーナメントで争われ、1位トーナメントは男子・兵庫県選抜、女子・静岡県選抜が優勝を果たした

【男子】兵庫県選抜が優勝


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男子1位トーナメント決勝は、前回2位の兵庫県選抜と初の決勝となった宮城県選抜が対戦した。
 試合は兵庫県選抜が序盤から積極的な攻撃を見せてペースを奪う。1番、兵庫県選抜の安江がテンポの良い連続強打で宮城県選抜の星優真を圧倒すると、同時進行の2番で兵庫県選抜の加山がサウスポーを生かしたラリー戦で宮城県選抜・浅利のブロックを打ち破った。
 王手をかけた兵庫県選抜は3番の橋田が積極果敢な両ハンド攻撃で宮城県選抜の佐藤を防戦に追い込んで完勝。兵庫県選抜が宮城県選抜を3対0で完封し、うれしい初優勝を飾った。

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 2位の宮城県選抜は準々決勝で前回優勝の東京都選抜に競り勝った。決勝は張と星翔太というエース格を後半に配したオーダーだったが、そこまでタスキをつなげなかった。
 3位は埼玉県選抜と山形県選抜が入賞した。埼玉県選抜は2年連続、山形県選抜は3大会ぶりに表彰台に返り咲いた。

[優勝監督インタビュー]
 昨年準優勝し、今年は強い選手が集まったのでプレッシャーがありましたが、勝てて良かったです。みなさんのおかげです。一番苦しかったのは愛知県選抜。昨年も対戦しましたが、その時は挑戦者の気持ちで戦えました。しかし、今年は逆の立場。そこを乗り切って、気持ちが楽になりました。
 決勝の宮城県選抜は後半に強い選手をそろえてきたので、前半で決めないと勝てないと思っていました。1番の安江が頑張って勝ったがポイントだったと思います。
 選抜大会は県内のいくつかのチームが集まるので、メンバーが決まってから月に数回のペースで合宿を行いました。近隣の高校生や中学生の胸を借りたりして、強化をしてきました。普段選手を育ててくれている母体チームが強くしてくれていると思います。

<写真上から、兵庫県選抜、加山裕(兵庫県選抜)、張智和(宮城県選抜)、加藤翔(埼玉県選抜・左)、伊藤悠里(山形県選抜・右)>


【女子】静岡県選抜が優勝

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 女子1位トーナメント決勝は昨年と同じく愛知県選抜と静岡県選抜の顔合わせとなった。
 トップは静岡県選抜の伊東がリスクを恐れぬ連続強打で愛知県選抜の仲本をシャットアウト。同時進行の2番は静岡県選抜の大エース・伊藤が愛知県選抜の鈴木のバックブロックに1ゲームを先行されたが、落ち着いて攻撃を展開して逆転勝ちを収めた。
3番は昨年決勝点を挙げた愛知県選抜・浅井と今年の全日本(一般の部)で最年少出場を果たした静岡県選抜・桑原が再び相まみえた。試合は桑原が浅井の変化カットと攻撃を落ち着いて捌き左利きの強打を左右に散らす。このまま一気に桑原が浅井を押し切って、完封で勝負を決めた。
結局静岡県選抜が3対0で愛知県選抜にリベンジ達成。最多優勝タイとなる3回目の優勝を勝ち取った。

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2位の愛知県選抜は惜しくも連覇を逃したが、粒が揃った安定した戦いぶりで危なげなく決勝に進出し、存在感を示した。
3位は東京都選抜と福井県選抜が入賞。東京都選抜は昨年に続いて、福井県選抜は男女通じて初めてベスト4入りを果たした。

[優勝監督インタビュー]
 昨年とほとんど同じメンバーで、愛知県選抜にリベンジできて良かったです。トーナメントに入ってからずっと苦しかったですが、3年生の伊東は初めての出場でしたが、強気のプレーで確実に得点してくれたのが大きかったです。
 リーグ戦から全員で話し合って戦い方を決めました。監督がどうこう指示する訳ではなく、選手たちが自主的に進めて行くのが静岡県のいいところだと思います。

<写真上から、静岡県選抜、桑原穂実(静岡県選抜)、浅井一恵(愛知県選抜)、青木侑生(東京都選抜・左)、大藤沙月(福井県選抜・右)>



詳しい記録は日本卓球協会のホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp

今大会の模様は卓球レポート5月号(4月20日発売)に掲載されます。

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