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ビッグトーナメント 水谷と福原が優勝

 日本リーグ実業団連盟が主催する『シチズンカップ第22回日本リーグ・ビッグトーナメント愛媛大会』が、4月14日に松山市総合コミュニティーセンター体育館で行われた。
 この大会は、日本リーグに加盟しているチームから規定を満たしたトップ選手のほかに、世界選手権パリ大会(個人戦)の男女シングルス日本代表選手も出場し、国内のトップ選手が一堂に集まるビッグイベントになった。男子では水谷(beacon.LAB)、丹羽(明治大)、女子では福原(ANA)が出場するとあって、会場は超満員の観客がつめかけた。

【男子】水谷が丹羽に全日本のリベンジV

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 男子シングルスは、水谷と丹羽が順当に勝ち勝ち上がって決勝で顔を合わせた。1月の全日本選手権大会のリベンジに燃える水谷は、「全日本のリベンジをここで果たしたいと思います」と試合前のマイクでこう話すと、得意のフォアハンドドライブだけではなく、バックハンドドライブも積極的に使って、アグレッシブなプレーで丹羽を攻め立てる。試合は好ラリーの応酬になったが、最後まで攻め続けた水谷が丹羽を振り切り、優勝を勝ち取った。
 敗れたとはいえ、松平健太(早稲田大)、張(東京アート)を破って勝ち上がった丹羽のプレーも光るものがあった。


【女子】福原が4度目のV

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 女子シングルスは、福原と松平(四天王寺高)が決勝に進出。福原は準々決勝で肖萌(アスモ)に1対2とリードを許したが、強気のプレーを続けて逆転勝ちすると、準決勝で田代(日本生命)、決勝で松平に勝って優勝した。全日本選手権大会でもそうだったが、福原は今大会でも精神的に崩れることがなく、どんな相手にも向かっていく気持ちで戦っていることが印象に残った。
 世界選手権パリ大会の切符を手にした松平は、この数ヵ月でレベルアップしているのがわかるほど強くなっていた。特にラリー中のフォアハンドの使い方と威力が増し、日本リーガーを連破して決勝まで勝ち上がってきた。

 今大会は、スーパーシートという席を用意し、コートサイドで観戦できたことにより、観客はトップ選手の迫力あるプレーをリアルに感じることができるなど、ドイツのブンデスリーガのような工夫がされていた。これにより、選手も観客も気持ちが高ぶり、大会全体が盛り上がったといえるだろう。


詳しい記録は下記のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
 日本卓球リーグ実業団連盟:http://www.jttl.gr.jp/

今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載されます。

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