いずれもヨーロッパ勢との対戦となった松平健太、高木和、岸川の男子シングルス1回戦は3人がともに2回戦進出をはたした。これで水谷を除く5名が2回戦に駒を進める結果となった。
松平は威力のあるバックハンドで攻めた
高木和は接戦を制して初戦突破
岸川は安定感のある両ハンド
松平健 7,3,7,8 リード(イングランド)
高木和 -8,5,11,9,-8,-6,6 カイナート(スロバキア)
岸川 4,-8,10,10,6 グロス(デンマーク)
■松平健太インタビュー
「相手は予選から上がってきて仕上がっていて、会場にも慣れていると思っていたので、それ以上に僕も準備して、1球目からいい状態で臨めるように準備しました。サービス・レシーブのどちらも僕が主導権を握っていたと思うので、試合がやりやすかったです。
2011年のロッテルダムは1回戦負けだったので、その借りは返しました。(次の相手は馬琳だが)2009年横浜の借りも返したいと思います。
横浜のとき、僕は勢いで戦っていたので、競った場面で戦術を立てることができませんでした。今は、競った場面で戦術を立てる余裕があります。いろんな技を出して戦おうと思います。世界選手権大会での久しぶりの中国からの勝利を、僕が取りたいです。1ゲーム目を取れば向こうも気持ち的に焦ると思いますし、最低でも1−1にすれば向こうもきついと思います。スタートダッシュの準備をして臨みます」
■岸川聖也インタビュー
「ミックスダブルスしかやっていなかったので、また別の緊張がありましたが、スタートがよかったのでスムーズに試合に入れた感じがあります。3ゲーム目9対10で負けていて、何とか粘って12対10で取れたこと、あそこがポイントだったと思います。4ゲーム目も7対10から5連続得点して3−1とリードできましたが、そのゲームも本当に大事で、あれで試合が決まったと思います。
相手のフォアハンドのループドライブにすごい回転がかかっていたので、それをさせないように4ゲーム目から意識して、それができたので最後のゲームを取ることができました。僕が短いレシーブをしようとして、それが少しでも長くなったときにフォアハンドでループドライブしてくるので、フォア前に短くではなく、バック前に短く行くようにしました。バックの場合は多少長くなっても相手がバックハンドを使うので、それには対応できます。それから、チキータを何本か、ミスしてもいいという気持ちで(積極的に)やったので、それで流れが来ました」
卓レポ.comでは本サイトのほかにツイッター(https://www.twitter.com/takurepo/)でもリアルタイムの情報を配信しています。是非ご覧ください。
試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com