女子ダブルスの準々決勝が行われ、福原・平野、藤井・若宮がともに敗れベスト8に終わった。ベスト4には中国が3ペアとシンガポールペアが入った。
福原・平野はシンガポールペアに完敗
藤井・若宮もベスト8止まり
福原・平野 -7,-6,-3,-8 馮天薇/ユ・メンユ(シンガポール)
藤井・若宮 -9,-8,-10,-7 陳夢・朱雨玲(中国)
福原・平野はフィジカルの強いシンガポールペアにラリーに持ち込まれて、自分たちの持ち味を出せずにストレートで敗れた。
藤井・若宮もいつもなら決まるボールが1本多く返ってくる相手に苦しめられた。チャンスもあったが、中国の引き出しの多さに敗れた形となった。
■福原愛・平野早矢香インタビュー
「やられていることはわかりましたが、対応できませんでした。お互いに単発ではいいプレーがありましたが、連続となると相手のペースでした。(相手は)威力があって、意外に台上もうまかったです。チャンスをつくれないし、チャンスが来たときも攻め切れず、得点につなげられませんでした。メダルではなく、どう戦うかということを意識していたので、メダルを取れなかったことはもちろん悔しいですが、では一体どうすればよかったのかと考えてしまいます」と平野。
「自分たちのプレーをまったく出させてもらえませんでした。実力のある選手ですし、今日は完敗だと思います。1ゲーム目にユ・メンユ選手が緊張しているのがこちらにまで伝わってきましたが、そういうふうに相手が緊張しているゲームを取ることができなかったのが大きかったです。相手は1ゲーム目を取って伸び伸び思い切ってプレーしてきました。
(今大会は)3種目とも納得いく結果を出せずに終わってしまいましたが、負けた中から課題や勉強させてもらったものがあります。しっかり受け止めて、来年の東京の世界選手権大会までには今回の反省を克服し、もっといいプレーをしたいです」と福原。
■藤井寛子・若宮三紗子インタビュー
「惜しい試合ばかりでしたが、常に相手に先手を取られて、あと1本が取れませんでした。(ジュースまで競った)3ゲーム目も相手のボールに対応できませんでした。相手にレシーブから仕掛けられて、チキータに対応できませんでした。ラリーでの失点は仕方ないにしても、早い段階での対応が必要だと感じました」と若宮。
「気持ちで向かっていこうと話していましたが、向かっていくことができましたし、やることはすべてやったという感じです。負けはしましたが、(2011年の)ロッテルダムのときとは悔しさの感じ方が違います。サービス・3球目、レシーブ・4球目を準備しましたが、相手のレシーブが考えていた以上の回転量でした。メダルは取ることができませんでしたが、1つひとつの試合で成長できたと感じています。3回戦の苦しい試合も、力を合わせてがんばれました。この2年間、挑戦し、成長しようというスタンスでやってきて、結果は出せませんでしたが、レベルアップはしていると思います。メダルは取れませんでしたが、自分たちで勝ち取ったベスト8だと、誇りに思います」と藤井。
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国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com