ITTFワールドツアー、スーパーシリーズのジャパンオープンが6月19~23日、横浜文化体育館(神奈川)で開催されている。男子シングルス準決勝は日本から唯1人勝ち残った塩野が陳建安(中華台北)を破り決勝に進出。21歳以下優勝の徐晨皓も金珉鉐を破り2冠を狙う。
塩野(東京アート) 5、5、5、-7、12 陳建安(中華台北)
1回戦から荘智淵(中華台北)、松平健太(早稲田大)、丹羽(明治大)と格上を連破して準決勝に勝ち上がってきた塩野が陳建安も撃破して決勝進出を決めた。1発の威力はある陳建安だが塩野のカットの変化を読めずにミスを繰り返し、攻撃も冴えた塩野はあっという間に3ゲームを連取。第4ゲームでは陳建安の思い切ったボールが入り出し11-7と1ゲームを返す。第5ゲームも粘られると塩野の得点パターンになるため、陳建安はラリーにせずにすぐに強打を放ち、これが決まって6-1とリード。6-4と迫られた陳建安がタイムアウトを取るが、陳建安にミスが出て6-6に。10-9とゲームポイントを握られた塩野だが、追いついてジュースに。最後まで塩野のカットを攻略できなかった陳建安に14-12と逆転して、絶好調の塩野がついに決勝進出を決めた。
徐晨皓(中国) -11、-8、9、11、-8、5、12 金珉鉐(韓国)
男子シングルス準決勝第2試合は、準々決勝で大先輩の王励勤を破り、前日に行われた21歳以下男子シングルスの決勝で優勝を飾って波に乗る徐晨皓と、準々決勝で郝帥(中国)を打撃戦で下した金珉鉐(韓国)との対戦。第1ゲームは打ち合いにならずに、ミスの多い徐晨皓が第1ゲームを先行される。第2ゲームも両ハンドの決定力で勝る金珉鉐が連取。第3ゲームは集中力に波のある金珉鉐がミスを重ねて徐晨皓が1ゲームを返す。第4ゲームも打ち合いにならずに、要所でミスをした金珉鉐がジュースを落として2対2に。両者とも集中力を欠いたような凡ミスが多いが、リードした金珉鉐が9-8と迫られたところでタイムアウト。2点を連取して金珉鉐が王手。第6ゲームは5-5から6点連取した徐晨皓が取り返し、勝負は最終ゲームへ。第7ゲームは3-0とスタートダッシュをかけた金珉鉐がリードを保つが、中盤でミスを重ねてジュースに。フォアクロスの打ち合いを制した金珉鉐がマッチポイントを取り返すが、ラリーで粘った徐晨皓が取り返して再びジュース。ラッキーなネットインで12-11とした金珉鉐だが、チャンスボールをオーバーミス。レシーブをフォア側に払った徐晨皓がノータッチエースを決めて2度目のマッチポイント。最後はフォアハンドドライブを決めた徐晨皓が大接戦を制して決勝へ。
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試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
日本卓球協会(記録ページ):http://www.jtta.or.jp/result/2013/worldtour/jpn/jpn2013.html