ITTFワールドツアー、スーパーシリーズのジャパンオープンが6月19~23日、横浜文化体育館(神奈川)で開催されている。最終日は女子シングルスの準決勝で幕を開けた。文炫晶(韓国)対劉㬢(中国)、顧玉婷(中国)対福原(ANA)の2試合が行われ、文炫晶と福原が決勝に進出した。
福原(ANA) 3、7、9、7 顧玉婷(中国)
女子シングルス準決勝第2試合は、地元日本でジャパンオープン初優勝を狙う福原とユースオリンピックチャンピオンの顧玉婷との対戦。第1ゲームはサウスポーの顧玉婷のフォア側を的確に攻めた福原のペースで11-3と圧倒。
第2ゲームは福原の変化をつけたバックハンド、深く切れたツッツキレシーブなどが効いて6-2と大きくリード。福原はバランスのいい攻守でリードを保ち11-7と連取。
第3ゲームもサービスが効いて5-1と大きく引き離す。福原は両ハンドの連係もよく、10-7とゲームポイントを握る。次のポイントでロングサービスをミスした福原が自らタイムアウト。福原のレシーブミスで10-9と迫られるが、ラリーをバックハンドブロックに対応できない顧玉婷のミスで11-9と福原の王手。
第4ゲームは後のない顧玉婷が思い切ってフォアハンドで攻めてクロスゲームに。ラリーで得点を重ねた顧玉婷が8-5とリード。やや消極的になった福原のミスも出てこのゲームを6-11で落とす。
第5ゲームは福原が4-1とリードしたところで中国ベンチがタイムアウト。サービス、3球目攻撃に加え、緩急をつけたボールで8-3と大きくリード。最後は顧玉婷のフォア側に福原のフォアドライブが決まり11-7で福原が決勝進出。
文炫晶(韓国) 7、7、14、13 劉㬢(中国)
女子シングルス準決勝第1試合は、右ペンドラの文炫晶が、固いバックショートと安定感のあるファオハンド攻撃で2ゲームを先制。右シェーク両ハンド攻撃の劉㬢は早い攻めを仕掛けるが、しっかり受ける文炫晶が主導権を握る。第3ゲームは劉㬢がフォアミドル、フォア側の厳しいコースを狙って中盤リードするが、ラリーでミスをしない文炫晶が10-8と逆転。劉㬢はフォアハンドで攻めて10-10に追いつき、ゲームポイントを奪い合う。15-14で文炫晶が5度目のゲームポイントを握ったところで文炫晶ベンチがタイムアウト。次のポイントを文炫晶がラリーからのフォアハンドで決めて3対0と王手。第4ゲームは4-2から4-5と逆転されたところで後のない中国ベンチがタイムアウト。フォア側を積極的に攻めた劉㬢が再び逆転し10-9とゲームポイント。ラッキーなネットインで文炫晶がジュースに持ち込み1本の奪い合いに。最後はネットに触れた劉㬢のボールがわずかにオーバーして15-13で文炫晶がストレートで勝利。決勝に駒を進めた。
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試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
日本卓球協会(記録ページ):http://www.jtta.or.jp/result/2013/worldtour/jpn/jpn2013.html