12月1~8日、ラバト(モロッコ)で開催されている第11回世界ジュニア選手権大会の2日目の模様からお伝えしよう。
2006年のカイロ大会(エジプト)以来のアフリカ大陸開催となった今大会。世界ジュニア選手権大会はグローバルな卓球普及を目的に卓球のイベントではあまり名前を聞かないような国や都市で開催されることが多い。今大会の開催地となったモロッコの首都ラバトも卓球の世界大会を開催するのはこれが初めてのこと。
モロッコはスペイン南岸から地中海(ジブラルタル海峡)を挟んで、アフリカの北岸に位置し、フランスの旧植民地ということもあり、イスラム教国でありながら西欧文化の影響も色濃く受けているさまが建築の様子などからもうかがえる。120万の人口を擁する首都ラバトは大西洋に面し、特にヨーロッパからの観光客を多く迎える観光地としても知られている。気候的には乾燥しているが、緯度が日本に近いということもあり、気温は東京とあまり変わらないという印象だ。
会場となる体育館は選手団の宿泊するホテルからバスで20分のところにあるムーレ・アブデラ王子スタジアム。初日は男女団体戦の予選リーグ第1ステージと開会式が行われた。日本選手団はフランスでの事前合宿を経て、29日にモロッコ入り。大会2日目の今日から予選リーグ第2ステージが始まる。男子はポーランドと香港、女子はロシアと中華台北と初戦から気の抜けない戦いとなる。試合時間はそれぞれ9時と15時開始の予定(現地時間。日本との時差は-9時間)。
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com