12月1~8日、ラバト(モロッコ)で開催されている第11回世界ジュニア選手権大会の最終日、同士打ちとなった女子ダブルスは顧玉婷・劉曦が劉高陽・王曼昱を破り優勝。顧玉婷は女子ダブルス5連覇の記録を更新した。
顧玉婷・劉曦が同士打ちを制して優勝
顧玉婷・劉曦は中陣からのラリーで強さを発揮した
劉高陽・王曼昱は高い攻撃力を見せたが安定感の差が出た
■女子ダブルス決勝
顧玉婷・劉曦(中国) 8,9,9,-8,9 劉高陽・王曼昱(中国)
女子ダブルスも同士打ち決勝となった。それぞれ女子シングルス準決勝の対戦相手とのペアリングという因縁の組み合わせとなったが、ミスの少ない顧玉婷・劉曦のペアが要所で好プレーを見せて3ゲームを連取。顧玉婷と劉曦両者の鋭いフォアハンド攻撃が中陣からワイドに決まり、前陣プレーの得意な劉高陽・王曼昱との競り合いを制した。顧玉婷は2009年カルタヘナ大会以来、女子ダブルスで5連覇という驚異的な記録を達成。台上技術のそつなさ、豊富な運動量と中陣からの攻撃力はダブルスにも強い選手といえるだろう。
王曼昱は14歳ながら、リストの利いたバックハンドドライブに加え、勝負どころでの思い切ったプレー、落ち着いた試合運びに非凡さの片鱗を見せた。来年以降はシングルスでも優勝候補の1人になるだろう。
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今大会の模様は卓球レポート2月号に掲載します。