12月1~8日、ラバト(モロッコ)で開催されている第11回世界ジュニア選手権大会の最終日、女子シングルス決勝は顧玉婷と劉高陽の中国サウスポー対決を制した顧玉婷が世界ジュニア3度目の決勝で悲願の優勝を果たした。
顧玉婷が3度目の決勝で念願の初優勝
顧玉婷はピンチを強気のプレーでしのいだ
フィジカルを生かしたフォアハンドで攻めた
劉高陽はチャンスをものにできず
■女子シングルス決勝
顧玉婷(中国) 9,-7,-9,5,-3,9,8 劉高陽
強いフィジカルとパワフルなフォアハンドを主力に戦う顧玉婷と速い打球点の前陣両ハンドで戦う劉高陽という対照的な2人のサウスポー争いは、第1ゲームは初タイトル奪取に気合いを見せる顧玉婷が先にフォアハンドで攻めて先制。バック対バックの勝負になると打球点が速く回転量の多い劉高陽に流れが来て2ゲームを連取。バック対バックを嫌った顧玉婷はリスクを負って回り込むか、先にバックストレートを攻めてフォアクロスの展開に持ち込む。フォア側を攻められた劉高陽はこれを待ち構えてカウンター。第6ゲームでリードした劉高陽は勝ちを意識したか、プレーが消極的になり顧玉婷が逆転。足を動かしてフォアで攻めた顧玉婷が念願の初優勝をもぎ取った。
山東チームの先輩には全満貫(オリンピック、世界選手権大会、ワールドカップ、ワールドツアーグランドファイナル、中国運動大会の全タイトルを制覇)を達成した李暁霞、世界ジュニアチャンピオンの先輩陳夢によい報告ができるだろう。
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今大会の模様は卓球レポート2月号に掲載します。